英語多読BINGO50

 埼玉大附属中の青野先生が、こんな本を出していたんですね。知らなかったぁ。出張の帰りに寄った大型書店で偶然見つけました。知ってる方が書いた本だと思うとそれだけで興奮しちゃうんですけど、これは中身も面白い!ということでさっそく買ってみました。そしてびっくり。

 BINGOをReadingやWritingに活用する、というの視点が面白いです。「偶発生」より「意思」を取り込んだBINGOなんです。

 簡単に言えばBINGOのグリッドとまとまった英文が印刷されていて、英文を読みながらグリッドにある単語が出て来たら消していってBINGOにする、という活動です。簡単に思えるけど、活動はそこからどんどん広がっていきます。「読み進める動機」を「内容」以外においているので、英文の理解が苦手な生徒でもゲームに参加する事ができます。

 そして発展的活動として「BINGOになるように単語を使用ながら自分で英文を書く」という活動が設定されています。キーワードが指定される事で(もっともどの列を意識するかは自由ですが)ある程度まとまった英文を書こうとガイドされるわけです。なるほどなぁ。

 あんまり詳しく説明すると、買わないで「自作」しちゃう人が出てきそうだから、ご紹介はこのくらいで。(笑)十分説明しちゃった気もするけど。トピックや語彙の選択も中学生の実態にあっていて使いやすいし、コピーしてすぐ使える設計になってますので、まずは買ってみてくださいね。(フォロー)

 うーん、このアイディア、他の活動にも応用できそうな予感…。(笑)