読む!

中学校の英語の授業だけでここまでしっかりした英語の音が身につくんだ、という歩く事例

いわゆる英語科指導法の授業を担当して2年目になりました。とはいえ、今年はコロナの影響でオンラインでの授業でスタートしてますので、オンラインでどうやって指導法を指導するかずっと頭を悩ませ続けています。求む、オンライン英語科指導法指導法。 で、…

「20年後の自分を三人称で紹介する伝記」を回し読む

今日が最後の授業。しかも午後だったので、3年間すべての授業のオーラスが英語、というクラスもありました。 「20年後の自分を三人称で紹介する伝記」もいよいよ最終回。 「伝記」は、「20年後、35歳になった自分」の「概要(どんな人か)」「幼少期の様子…

2019年2月例会のご報告

ご報告が遅くなりましたが、先週の日曜日、久しぶりのサークルが開催されました。急な告知だったにもかかわらず(しかもこれまでと違う会場だったにもかかわらず)、10人の方にお集まりいただき、サークルとしては大盛況でありました。感謝です。 まずは、…

2019年2月例会のご案内

本当に最近は不定期開催になってしまいましたが、今月はやります。1週間後の日曜日なので、直前のご案内になってしまってすみません。 今月は音読をテーマに「お稽古」と「シェア」をしましょう。生徒が聞き取りやすい、真似しやすい音読ができるように練習…

意味順訳と完全訳

ちょいネタでもいいので更新を継続しています。継続することが大事かな、と。昨日の記事で書いたように、移動の時間を書く時間に充てています。 3年生の授業は、意味順書き取りシートを使って、アンネの日記を読解中。 今日はワークシートに1行抜けている…

「意味順書き取りシート」で意味順訳読

今日は3年生の授業のご紹介。 学期はじめにはALTからLunar Calenderのお話を3年生にもしてもらいましたが、こちらはTFクイズをつけて、リスニング練習という雰囲気に。読み上げる英文が否定文だと、TF判別に悩んじゃいますね。練習ということで、そういう…

落語家トレーニングで「読む」から「話す」へ

1年生の教科書は、友人Aと友人Bを引き合わせて、お互いを紹介する会話文です。ここって、3人めが登場するからペアでやるのも難しいし、1人でやるのはもっと難しいし、いつも悩みます。 でも、Aくんの方を向いて「Aくん、こちらがBくんだよ」みたいに手で…

can/can'tで◯◯度チェック!

1年生の2学期最後は、canとcan'tの練習。 動詞の語形変化がないからラクと思いきや、I can baseball.みたいな文も飛び出してきちゃうので、改めて動詞ってなんだろうと考えてもらう(感じてもらう)よい単元なのかも知れませんね。 canの練習ってこれまでに…

形容詞は「何を」形容しているのか

2学期の授業がスタートしました。 といっても、体育祭の練習もあるし、スピーチコンテストは近いし、部活の大会もすぐだし、じっくり授業だけの準備をさせてはくれないですね。 2年生も3年生のも、新しい英語の歌に入りました。2年生は10月にあるイベン…

You had a bad day!

2年生は、Chapter Projectで「日記を書こう」というタスクがあったので、それを少しアレンジして、テスト前に"My Unlucky Day"の日記を書きました。まず最初に自分のちょっとツイてなかったあの一日を思い返し、棒人間で4コマ漫画を描きます。そして1コマ…

「意味順」書き取りシート

先日の「ノート指導」の記事で触れましたが、ノートに本文を書き写させる際の補助シートとして、「意味順」書き取りシートを使っています。なかなかよいかなと思ったので、1年生にも拡大。 実際にこのシートに書き写してみればわかりますが、なんか気持ちい…

教科書を言おう!その2

2年生は教科書Lesson 7の「世界遺産」スピーチ。 この時期になるといつも、教科書再生(リテリング)に本格的に取り組み始めます。(1)内容が客観的な事実紹介である、(2)進行形、There is/areなど、再生に必要な言語材料がだいたい出揃っている、というのが…

"I"の代わりに「自分の名前」を書いてしまう生徒

2年生は読み物教材の「泣いた赤鬼」を終え、比較級の導入&練習をやってます。 その「泣いた赤鬼」では、あえて「訳読」に挑戦してもらいました。といっても、ワークシートに穴埋めする「部分訳読」ですが、これまで(少なくとも今年度は)本文をいわゆる「…

[評価] 読解問題の「オーセンティシティー」って?

あんなシンポジウムもありましたから、本当は夏前から気になっていた1冊を、冬休みになってやっと読み始めました。コミュニカティブ・テスティングへの挑戦作者: 根岸雅史,東京都中学校英語教育研究会出版社/メーカー: 三省堂発売日: 2007/03/01メディア: …

意味から形式を考える音読練習

大学院から戻って以来、私なりに音読に力を入れた授業をしているつもりですが、以前よりはずっと「正しい発音」とか「英語のリズムで」といった形式面にこだわって練習をしています。 個別の音に関しては、中学校3年間のうちにr, l, v, f, th の5つの音が…

意味順合いの手音読&意味順同時通訳

まだある程度の形になっていない、取り組んでいる最中の活動について書くのは久しぶりです。 研修から戻って以来、「意味順」指導をどんな風に膨らませていこうかいろいろ考えていました。今1年生と2年生でやっているのは「意味順合いの手音読」と「意味順…

気がつけばFour Corners

気がつけば100万アクセスが近づいてきててドキドキ。今月中に達成しちゃうかも。ドキドキ。 さて、先日の某勉強会で「ディクトグロスもどき」を実演しておきながら言うのもなんですが、実は何がディクトグロスで、何がコピーグロスなのか、自分でもちゃんと…

writing指導を意識したreading指導

昨日は久しぶりに都内のある勉強会にて、お話をさせていただきました。 いつもどおりライティングを語ってきたんですけど、最近の自分の取り組みを整理していったら「writing指導を意識したreading指導」というか「writingに関する『言語・文化についての知…

「意味順訳読」で高校授業を体験?

2月に入ってからは昨日ご紹介した「ペンタスロン」を中心に進めていますが、1月は「高校っぽい授業体験期間」ということで、「訳読」授業をやってみました。いや、高校の授業が全部「訳読」だとは思っていませんが、今後そういう授業を受ける生徒もいるだ…

ヨミトリン(名詞句把握と意味順解析)

888888アクセス突破。ありがとうございます。更新頻度が落ちがちですが、あまりまとまりのない記事でもいいから書き続けたいです。ということで、先週の授業記録を少し。 3年生は教科書のReadingに特化したセクションに差し掛かったので、ここではあえて音…

英語教師のためのKindle講座

いや、ぼくなんかよりずっと詳しい人もいるでしょうから、ぼくが今さら書くのもどうかとは思うのですが、先日某所でご披露したりしたけど、存在を知らない方も結構いらっしゃったので、せっかくだからご紹介。使い始めたのは最近ですが、こんな便利なものが…

耳栓フラッシュ音読!

今日の授業で音読について考えててふと思ったこと。まぁ、昨日の記事にも関係するんですけど。 フラッシュ・カードをフラッシュさせて単語の発音練習することに対する疑義については、センセがずいぶん前に書いてました。 →「フラッシュカードやめろ」(Kyle…

文章に焦点を合わせる

大学院でいろいろな論文を読んでるけど、昨年は全部紙に印刷してました。春休みにまとめてファイリングしてみたら、結構な量になりました。視覚的に「これだけ読んだ」と認識出来るのは、それなりに充実感を味わうことができていいですね。紙メディアの良い…

Read like listening

英文を読むのが遅いんです。 昨年から、たくさんの英文にふれる機会があるんだけど、読むのが遅いせいでかなり苦労しています。読書会で、みんなで時間を決めて指定されたページを読んだりしても、ぼくだけ読み終わらなかったりします。 性格的に全部わかっ…

名詞句で答える読解Q&A

2年生はLesson8Cの読み取り。 ずっと「名詞のかたまり(名詞句)」を探したりさせてきましたけど、それが「読み取り」という作業とリンクしていく感じがあまりありませんでした。「名詞のかたまり」が見えても、それが文の中でどんな働きをしているのか。動…

冬はつとめて

寒い朝。 体育館の前で、朝練に来た部員が白い息を吐きながら「おはようございます」と通り過ぎる。ふと、青いマフラーをした1年生Yが目にとまる。青地に水色のラインが入ったスポーティーなデザイン。でもやたらデカい。首回りがもこもこし過ぎだ。気にな…

教科書サマライズ

2年生はサマライズをスタート。 まずは、練習がてらLesson5の本文を「3Rsについて」という視点でサマライズした文章の虫食い穴埋め。本文中で"We"と言っていた部分が、客観的に"They"に変わることに気づかせる。こういう「サマライズ穴埋め」は比較的受験問…

教科書音読テスト

激務の中、なんとか乗り切った中間テスト。まだ採点が残ってはいますが、まぁとりあえず一安心です。 2年生は教科書Lesson4の音読テスト。 5級から1級まで級を設定して、パフォーマンスに応じて「○級合格!」と認定する方式。しかも時間内なら同じ問題を…

教科書でぐるぐる

運動会の練習で、英語授業は2年生の1コマのみ。あとは道徳1コマ。 Lesson4は「すぐに役立つトラベル英会話」という趣なので、音読&スキット暗誦中心に取り組んでいます。せかっくなので「ぐるぐるメソッド」方式で毎回発音チェックも欠かさずに。この単…

ポケモン書けるかな? その2

ということで、中嶋塾で見ていただいた7月末の授業第2弾の様子です。前回は、サンプル英文を読解後、オリジナルポケモン紹介文を書いたところまで。英文をチェックするために前時の終わりに紹介文は回収しちゃってますので、まだ十分な量(今回で言えば5…