評価

「思考・判断・表現」という観点が、授業にタスクを連れてくる

大学での授業について少しお話します。 私は主に大学2年生と3年生向けの教職課程科目として英語科指導法(本学ではEnglish Teachingという科目名)を担当しています。2年生で前後期合わせて30時間、3年生で30時間を学び、4年生で教育実習に旅立って…

タスクと意味順の相性

始業式でした。3年生はあと50日を切っています。1日1日が大切だなぁと感じます。始まりの終わり。終わりの始まり。 さて、1月になってからはブログ更新を頑張っていますが、やっぱりブログを書くと、それに対する反応がいただけるのがすごく楽しいです…

CanDoリストよりも「英文法としての習熟度リスト」を!

昨日は久しぶりに、都内にお勉強に行ってきました。発表者の中に遠方にいる畏友2人が含まれていたので、関東で彼らに会える貴重な機会と思い、普段あまり行かないセミナーに思い切って参加してきましたが、一日中英語教育を考えることができる贅沢な時間で…

買物検定

期末テストのあとは、学期末のパフォーマンステストです。 1学期はまずはお手並み拝見ということで、タスク型の「買物検定(買検)」にしてみました。「正確さ」を確認するタイプのものは日頃からぐるぐるもやってるし、今回は「適切さ」を測ろう、というこ…

I like ◯◯ because I like △△.を抜け出す

2月に入ったので、3年生の授業も終盤。 この時期は、受験対策もしたいけど、3年間の集大成として英作文や英会話などの表現活動にもじっくり取り組みたい。というわけで、先週から今週にかけては私の中ではこの時期定番の「ペンタスロン」に取り組んでいま…

ずいぶん書けるようになってきたなぁ

ちょっと早いかもしれませんが、期末テストが終わりました。 「終わったー!」という生徒の声は、ちょっとだけ羨ましいですね。こちらはこれから採点の祭典ですしね。それでも、こちらも滞りなく試験が終えられると、やっぱり一安心だったりはします。 私の…

中学生にも定期テストで「要約」問題

期末テストも採点&返却完了しました。 3年生は結構頑張ってくれているので、平均点が約70点と高めです。 これまでにも何度かご紹介してきましたが、私のテストの解答用紙の表面(リスニング、読解、文法の一部)は手動マークシート。裏面は語彙とライティ…

英語授業を変えるパフォーマンス・テスト

先日のJASELE徳島では、私もスピーキングの評価についてワークショップをさせていただきました。メインは、埼玉県英語教育研究会(埼英研)が作成・実施している「1人1分、1クラス1時間でできる!」を売りにしているスピーキングテストのご紹介&体験で…

「適切さ」を測るインタビューテスト

学期末です。2年生は音読テスト、3年生はインタビューテストを実施しています。 インタビューテストといっても、生徒がインタビューを受けるのではありません。ALTに上手に質問をして、話を引き出すテストです。ちょうど教科書のChapter Pojectがそんな内…

「コミュニケーション(をするために必要な下位技能を身につけること)への関心・意欲・態度」

今日は勤務校の研究発表会でした。 一応「名ばかり研修主任」なので、全体会で研究概要のご説明をさせていただいたり、同じ英語科の先生が研究授業をしてくださったので、研究協議の司会などをやらせてもらいました。いろいろな方に助けていただき、なんとか…

4技能を総合的に指導するための授業デザインシート

4技能を「総合的に」「統合的に」指導するように、と言われていますが、言われなくたって、そうしたいとは思っています。でも自分の授業を改めて振り返ってみると、バランスよくやっているつもりでも、結構何かに偏っているものです。1授業の中の偏りは指…

スピーチコンテストの「内容」点はどう評価するべきか?

まったく時期はずれではあるんですが、少し前に突然スピーチコンテストの評価についてぼんやり考え始めてみたら、特に「内容(Contents)」の扱いについて、なにやらいろいろ考え始めてしまったので、まったくまとまりはありませんが、備忘と思考の整理のた…

定期テストは自作のマークシートで!

今日は地区の駅伝大会引率でした。おかげさまで女子チームは見事に優勝。県大会に進みました。男子チームも激戦区で区間賞を取った子もいて、みんなよくがんばってました。この時期こうやって出張で学校を空けることが多いけど、クラスは生徒(と副担の先生…

評価を考えるお盆休み

お盆休みですが、というかお盆休みなので、本を読む時間も少しは取れますね。少し前に購入した評価に関する書籍をぱらぱらと。 ひとつは国研の評価資料に準拠したこんな本。観点別学習状況の評価規準と判定基準 中学校外国語〈平成24年版〉作者: 北尾倫彦,山…

聞き上手検定

一学期中にいろいろ思いついたんだけど、ブログ書く暇がなくてEvernoteとかmomonoteとかにメモだけ溜まってました。ということで、そんなネタを少しずつ書いておきます。だから、これは実際に授業でやった活動ではなくて、こんなのやったら面白いかな、とい…

公立高校入試にはいろんな難易度の問題を出して下さい

さて、夏休みに入りましたので(あんまり忙しさは変わりませんが)前々から書きたかったことを書いておきます。県の高校入試問題についてです。 先に結論から言っておくと、問題の難易度をもっといろいろバラつかせて欲しい、ということです。今の問題は、あ…

グルグルやカキトリンを指導案の評価項目上どう扱うか

本日は支援担当訪問でした。 自治体の教育委員会や地域の教育事務所が訪問に来る、アレです。私は3年生の授業を公開。グルグルとカキトリン、そして「英語で教科書を言おう」といういわゆるリプロダクション活動に取り組みました。 指導案の中の「本時の展…

首都圏公立高校入試のライティング問題比較

さてさて、シンポジウムのご報告も兼ねて、今後いくつかシンポ関連の記事を書くと思います。それぞれなかなか深いテーマですので、ひとつひとつじっくりと。 今回は高校入試問題について。 当日は埼玉県の入試問題をご紹介しました。埼玉県は2003年から「5文…

Can-Doリストは本当に学校評価に馴染むのか?

今回のテーマは「中学校卒業までに身に付けて欲しい英語力」ということで、意図的にこれまでより具体的なものにしてみました。それゆえに、自分自身でも書くのに少し時間を要したというか、今書きながらも悩むところが多いです。 で、そのテーマで書くに当た…

生徒のがんばりを「お金」で評価する

ありとあらゆるモノを使って、生徒をこっち向かせようと奮闘していた初任者時代。小道具もいろいろ使ってましたが、評価に関してもいろいろやってました。当時は「ご褒美」として、発表した生徒にステッカーを配ってる先生が多かったように思いますが、ぼく…

定期テストの観点別問題をそのまま評価・評定に使うことに潜む危険

中学校では定期テストの問題を観点別に作成することが、だいぶ一般的になってきたように思います。 「英語を読む力を問う問題」「英語で書く力を問う問題」など、大問ごとに測定したいスキルを限定して(絞って)問題作りをすると、その問題がどんな能力を測…

統合的な活動ってどう評価するの?

昨日は某所でお話ししてきました。 COSMOSをご紹介したんですけど、やっぱりこの活動は口頭でご説明して、しかも実際に体験してもらわないと、この活動が持っているわくわく感が伝わりにくいですね。そういう意味では、初めてこの活動をご紹介する機会をいた…

テストで英語好きを育てるために(第3回)

英検協会の『STEP英語情報』9・10月号が発刊されました。今号のスペシャルインタビューは長谷部誠ですね。 7・8月号に続いて、「テストで英語好きを育てる」シリーズの第3回を書かせて頂きました。前号では「作るのも、受けるのも楽しみなテスト」とい…

「適切さ」にまつわるエトセトラ(2)

少し前に書き始めた「適切さ」談義。自分の中でぐるぐる思考している過程を晒しててちょっと恥ずかしいんですけど、あくまで自分の為に(忘れないように)もうちょっと書いておきます。まとまりはない上に長いです。あしからず。 前回の記事(「適切さにまつ…

「適切さ」にまつわるエトセトラ(1)

たぶん今回のエントリだけではまとまらないので、シリーズ物にしておきます。ここんとこずっと頭の中をぐるぐる巡っている「適切さ」と「正確さ」を巡る問題。少し前に某所でつぶやいていたものをメモ代わりに採録。思考をそのままメモってるので堂々巡りは…

テストで英語好きを育てるために(第2回)

しまった、7月に入って初めての更新です。もう1週間終わっちゃいましたね。早い早い。いろいろ滞っているので、ちょっと必死モードになってきました。 さて、少し前にも某所でご紹介しましたが、英検の「STEP英語情報」誌の7・8月号「テストで英語好きを…

「コミュニケーションへの関心意欲態度」を斬る

みんながあまり語りたがらない「コミュニケーションへの関心意欲態度」の評価について考えてみようと思います。 たぶんみんな実は一番気になってるけど、「実際にどうやってつけているか」ってほとんど話題にならないですよね。提出物などで「意欲」を測って…

「評価規準の作成のための参考資料」考

先日、文科省の教科調査官から評価についてのお話を聞く機会がありました。実は昨夏にも同じ方から同じようなお話は伺っているんですが、いろいろ聞きたいこともあったので、そういう会があることを聞きつけて急遽参加して来ました。 お話は学習指導要領改定…

教科書音読テスト

激務の中、なんとか乗り切った中間テスト。まだ採点が残ってはいますが、まぁとりあえず一安心です。 2年生は教科書Lesson4の音読テスト。 5級から1級まで級を設定して、パフォーマンスに応じて「○級合格!」と認定する方式。しかも時間内なら同じ問題を…

COSMOS その5(評価編)

昨日のお話の続き。 さて新指導要領を受けて、今後は複数の技能を統合的に組み込んだ言語活動が求められるそうです。特に「読むこと」については、 (オ)話の内容や書き手の意見などに対して感想を述べたり賛否やその理由などを示したりなどすることができ…