教育

「延期」になった今からするべきこと

大学入試への民間試験活用が、とりあえず延期されました。 このブログをお読みのみなさんの中にもいろんなお考えの方がいらっしゃるかと思いますが、私は今回の入試改革案に反対の立場をとってきました。ですので、一安心ではあるのですが、受験期直前で振り…

1人10分ずつを5人でつないで1つの「50分授業」を作る模擬授業

3年生の英語科指導法は、後半に取り組む模擬授業の準備中。人数的に、全員に50分ずつやってもらう余裕はないので、今期は1人10分。でもそれだけじゃ面白くないので、それを5人でつないで1つの「50分授業」にすることにしました。 時間的な制約から始めてみ…

新人教師・学生時代に読んでおきたい教師の語り

今日は勤務校が学祭の準備期間ということで授業なし。そのタイミングで、某国立大学「新都心大学さいたま(仮名)」にお呼ばれしたので、4年生の教職実践演習の授業でお話させていただきました。 実は、自分が大学院を修了した年からこうして呼んでいただい…

何か1つ変えるだけで、国レベルで英語教育が突然良くなるような魔法はない

また、某SNSで人と議論をしました。が、なかなか議論になりません。 大学入学共通テストに英語の民間検定試験のスコアを利用することにの問題点について、最近はやっとメディアも取り上げてくれるようになってきたのですが、でももう実施は半年後。英検の申…

『学校でしなやかに生きるということ』石川晋

学校でしなやかに生きるということ 作者: 石川晋 出版社/メーカー: 有限会社フェミックス 発売日: 2016/08/10 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る なんというか、中学校教員を退職して半年ですが、はじめて退職しちゃったことを少し後悔しました。…

私が文部科学大臣にTwitterでしつこく絡む理由

ここのところ続けざまに文部科学大臣に向けてTwitterで呟き続けているので、呆れている人もいるかと思います。大臣の一連のツイートが本当に許せなくて、怒りに任せて書いています。 ありがとうございます!それを作ってきた人たちに「自分たちは専門家」と…

大学入試改革は「まだ引き返せる」

東大に行ってきました。初めての赤門。 こちらのシンポジウムに参加しました。大学入試を巡って紛糾する英語試験にまつわる東大シンポジウム第2弾。申し込み開始からあっという間に満席になっちゃったのですが、奇跡的に本会場の席が取れました。 私は中学…

卒業までの日めくりカウントダウン・カレンダー(再)

卒業まで、あと30日とちょっとになりました。 本当にあっという間です。出願や受験等で学校に来ない日もありますので、実際に教室で普通に授業を受けられるのも、そう多いわけではありません。卒業を控えた3年生の子たちには、そんな1日1日の大切さを実…

ポッドキャストで英語教育を語り合う場を作りたい

先日の記事で佐々木さんのポッドキャストを紹介したんですが、ちょうど昨日の番組でもポッドキャストについて語られれて、おかげでぼくの中でポッドキャスト始めたい熱が高まっています。 思い返せば10年以上前に、私は生徒たちとポッドキャストを作っていま…

小学校では音と文字を大切に扱って欲しい、という願い

草加市では、小学校の先生やALT対象にもお話をさせていただきました。 といっても、私が小学校英語について語れることは限られてるので、自分が自信を持って言えることだけ語ってきました。というか、実際に声に出すトレーニングを体感してもらいました。 ひ…

「あんまりいい質問ではない」

オリンピックの金メダリスト・ザギトワ選手が日本で受けたインタビューに関して、こんな記事が話題になりました。 http://news.livedoor.com/article/detail/14535235/ たぶん、日本人選手が同じような対応をしたら批判さえされてしまうのではないかと思うの…

3年間の最後の授業

3月1日・2日に県立高校入試が終わりましたので、そちらについてはまた別の記事で触れるとして、2月いっぱいで中3の授業は終了ということで、今年度の(というか3年間の)最後の授業について少し書き残しておきます。 最後の授業では、これまでの集大成…

この期に及んでも「小学校英語は、専科教員が教えるべきだ」と考える理由

地域によってはもう2学期が始まっているかと思いますが、古いカレンダー通りの勤務校は夏休みも残りわずか。当ブログのアクセス数も(統計はgoogle analyticsに切り替わりましたが)お盆明けから少しずつ増えていて、みなさんが2学期モードになってきてい…

中学校学習指導要領案(外国語)に対するパブリック・コメントを提出しました

〆切ギリギリになってしまいましたが、2月14日に公示された中学校学習指導要領案について、3件のパブリック・コメントを提出しました。今日3月15日が〆切です。何時まで受付けてくれるかわかりませんが、まだ間に合うようでしたら、これからでもみな…

英文の組み立てを対戦型カードゲームで学ぶ

最近様々な御縁で、学校以外で教えている方々とお話させていただく機会が何回かありました。数字だけでなく、生徒がどんなことを、どんなふうに学んでいって欲しいか、真剣に考えている人が学校以外にもたくさんいるんだなぁということに改めて気づかされま…

英語科における「言語活動」って、英語でやるべき?

今週は大会ウィークで授業は足踏みです。 2年生のLesson 2は過去進行形がメインの単元ですが、足踏みしている間に、教科書に出てきた前置詞を使った後置修飾の名詞句に焦点を当て、名詞句の内部構造を「ある・なしクイズ」形式で考えたりしてみました。 さ…

ディクトグロスにおけるインプットの壁

今日は某附属中の研究発表会に行ってきました。人の授業をじっくりと参観するのは久しぶりです。お世話になった方々にもお会いできて、とても実りのある会になりました。 2年生の授業は、Reading(音読)からSpeakingへ。書いた原稿から目を離して話すとい…

ワークの答えを回収することに意味はあるのか?

『エイゴラボ』の評判が気になって時々リアルタイム検索をかけてみるんですけど、教員より中学生のつぶやきがひっかかるので別の意味で興味深いです。最近は勉強時間と内容を記録してつぶやくアプリもあるので、そういう学習履歴なんかも結構ひっかかります…

ノートづくりをやめてみる

今年は少しずつでも、まとまっていなくても、自分の記録と整理のために更新していきます。 さて、副教材選びです。見本が届いてますので、同僚の英語科の先生と「ああだこうだ」言いながら、1年間のプランを考えます。 ワークはもう決めていたのですが、組…

年度の計は卯月にあり

新年度、あけましておめでとうございます。 ついそんな挨拶を口にしながら4月1日に出勤してみたのですが、学校現場にとって4月1日は「元旦」のようなものですね。これからの1年間を考えると、この3月・4月にどれくらい準備ができたかが、1年の出来を…

別の世界とつながること、それぞれの世界を尊重すること

先日ある記事にコメントをいただきました。文面から察するに、おそらく現在の勤務校の保護者の方からだと思われます。あたたかい励ましの内容でとてもありがたかったのですが、コメント内に私の本名が書かれていたので、申し訳ありませんが非公開とさせてい…

「ノートづくり」を考えよう

さて、副教材についての記事でも触れましたが、教科書準拠ノートを使わなくなった経緯についてもう少し書いておこうと思います。 準拠ノートというのは、ノート見開きで教科書1セクション分の内容をまとめるようにデザインされているノートで、左上に新出単…

教科書準拠ワークをやめてみた

これまでにも何度か書いてきた副教材選びのお話。 「副教材選びあれこれ」(2009年) 「教科書準拠ワーク不要論」(2009年) 「教科書準拠ワークをやめてみる」(2008年) 3月のサークルでは副教材の見本市もおこなったので、それも踏まえての今年度の副教…

今日の「めあて」を示すこと

昨日、小学校の外国語活動の授業を参観してきました。拠点校として、小学校での教科化や中学校との連携を研究している学校なので、すでに文字指導が始まっていたり、スキル的な単元目標が設定されていたり、刺激的な授業研究会でした。 中学校の英語科教員も…

「教師のまわり」を広げる

オフラインでは宣伝するのが恥ずかしいので、Twitterやブログでくらい(頻繁に)宣伝させてくださいね。英語教師は楽しい―迷い始めたあなたのための教師の語り作者: 柳瀬陽介,組田幸一郎,奥住桂出版社/メーカー: ひつじ書房発売日: 2014/08/22メディア: 単行…

あの頃の未来に、ぼくらは立っているのかな

お盆休みにちょっと実家に寄ってみたら、懐かしいものを発見。 10年前の学級通信です。当時は初任校で2年生を担任していました。この子たちを卒業させずに次の春に異動してしまったので、いろいろ思い入れがあります。5組はクラスカラーが赤でしたので、「…

少人数授業で起こりうる同僚問題をスマートに解決する授業方法

書けるときに書かないとなぁということで連日の更新。ブログ記事はケチャップみたいなもの。書けるときはドバドバ出るw 今年度、2年生の授業ではもう一人の英語科の先生と一緒に少人数指導に取り組んでいます。 英語科における少人数指導については、実は…

春休みのうちに手に入れておきたい「新年度スタートに便利な3冊」

何年か前に書いた「春休みのうちに読んでおきたい「授業開きに役立つ5つのアイディア」」という記事が割りと好評で、この時期になるとよく読まれているようで嬉しいです。 授業で役立つ具体的なアイディア集だった前記事とはちょっとだけ趣を変えて、今日は…

中学版「英語の授業は英語で」雑感

たまには真面目な話でも。 某所から、中学校でも「英語の授業は英語で」という提言がありました。少し前からその界隈ではちらほら聞こえてたけど、最近唱える人の声が大きくなってきましたね。 高校と違って中学校の英語の授業では、今までも「授業中の英語…

高校入試が変われば、授業が変わる

気がつけば師走。 11月の終わりには初任者研修のお手伝い。12月1日は上智大学での英語教育シンポジウム。4日は町の研究授業と、相変わらずの怒涛でした。 少し遅くなりましたが、シンポジウムを振り返っておきます。 今回は高校入試分析チームの一員と…