ユージュアル・サスペクツ

ユージュアル・サスペクツ [DVD]

　同僚のＴ教諭に貸してもらったので、さっそく見てみました。借りる時「予備知識をまったく持たないで見た方がより楽しめますよ」と言われたけど、その通りでした。

　ということで、ネタバレなことはこのあとに。

　「シックス・センス」とか「ショーシャンクの空に」みたいなのが好きだったら、絶対気に入ると思いますよ。

　貸してくれたＴ教諭はそう言ってたけど、そういう意味ではそのセリフが十分期待を持たせるような「予備知識」になっているような気が…。いや、十分面白かったですけど。ラストにどんでん返しがくるんだな、って少し構えちゃいました。無防備だったらもっとインパクトがあったかも。

　よく計算されている筋書きです。アカデミー脚本賞をもらってますね。最後にすべてがつながっていく気持ちよさは、うれしいやらくやしいやら。（笑）

　でも、ああいうオチって、ミステリーとしてはある意味「基本」でしょう。ベタと言えばベタ。古くはファミコンの「ポートピア連続殺人事件」なんかでも近いものがありました。（懐）　でも、映画を観てるときは何故かその可能性を忘れてしまうから不思議。というか、忘れさせるような展開の上手さがあります。見ている人の視点をうまくコントロールしていると思います。

　ひっくり返し方としては少し前に紹介した「インサイド・マン」なんかの方がインテリジェントでクールかなぁとも思います。そちらもおすすめです。

　悔しくてもう一回見直したいんだけど、もう返しちゃったしなぁ…。