中嶋塾:夏の拡大塾09

 先週末(8日・9日)の2日間、夏の拡大塾に参加してきました。新潟です。昨年末の冬の拡大塾もアツかったけど、今回も相当アツかったです。

 1日目のメインでもある、ビデオによる授業研究(3D授業研)では、中学校グループのみなさんに、ぼくの授業を見ていただきました。5月に、例会でボロボロになってしまったこともあって、少し不安ではありましたが、免疫ができたのか、みなさんがいつもよりさらに優しかったのか、なんとか乗り越えることができました。いや、ホントに前回より気楽だったんですよ。なんでだろう?

 まぁ、あれだけ厳しいことを言ってもらえる授業研究会は、最近はあんまりないかもしれませんね。それだけでもありがたいと思います。そして、「こうやったらもっとよくなるんじゃない?」というご提案もたくさんいただけました。それは、ぼくが苦手とする超基本的な授業技術の部分から、結構自信がある活動のコンセプトの部分までいろいろと。

 塾のMLでもお伝えしましたが、今回一番勉強させてもらったのは、ぼくだと思います。授業を公開した人が、一番得をするわけです。人に観てもらうのって、どんな研修会で偉い人の話を聞くより、勉強になりますよ。間違いなく。だから、みなさん、授業を公開しましょう。(ぼくに)

 午後からはグループ活動。グループごとに「よい授業をつくる10箇条」を考え、全体にプレゼンします。中嶋先生は、常々教師の「文章力」「話術」「プレゼン力」向上を訴えていらっしゃるので、そういった力を伸ばすための企画なんだと思いますが、この活動で一番求められるのは、実はグループでの「リーダーシップ」「協調性」「デザイン力」なのかもしれません。なぜか班長を仰せつかりましたが、班員のみなさまのお力で「納得」のいくプレゼンができたと思います。

 2日間で、中嶋先生がお話ししたのは実質30分ほど。相変わらず短い時間で、ずっしりと重いものを残していきます。耳に、頭に、胸に、心に。あれは、スキルの問題じゃないなぁ、スピリットですかね。

 昨年よりお世話になっている中嶋塾ですが、この冬の拡大塾でおしまい。閉塾です。いつまでも「教わる集団」ではなくて、「学びあう集団」「育てる集団」になりなさい、ということなんだろうなぁ。

 新潟の米はうまかったです。寿司最高でした。塾で出会ったいろんな人に会いに行けば、全国いろんな美味しい物が食べられるなぁと、知り合った方々を頭の中の日本地図に置いてみてたら、唾液腺が刺激されました。