副業としての司会業

 前任校の吹奏楽部の定期演奏会に行ってきました。今年も司会者として。異動したにも関わらずお声をかけて頂けてうれしいです。今年で5年目となりますが、大ホールで1,500人を前に1日2回も公演を行うのは、ものすごく貴重な経験となりました。今年がラストだと思いますが、やらせて頂いてよかったと思っています。

 人前で話すのは得意と言えば得意ですが、普段の40人(うちの学校では28人くらい)とはわけが違います。声、抑揚、間、視線、アドリブ、話を引き出すインタビュー。どれも自身のスキルを上げるためのいいトレーニングになりました。授業と同じで「司会者が一番目立っちゃダメ」ってところが難しい! 生来の目立ちたがり屋(そして恥ずかしがり屋)としては。(笑)

 6年連続全国大会金賞を誇る吹奏楽部の生徒たちをみて、久々に私自身も「大きなことをやる」という緊張感を味わいました。やっぱりあれくらいやらないと、ああいう感動って得られないんだなぁと実感。部活に限らず自分がどんな風に生徒たちと関わっていけばよいのか、いろいろ考えさせられる瞬間がたくさんありました。

 最後に顧問が異動を発表したのでアンコールは涙涙。万感の想いで最後の曲「翳りゆく部屋」を振る指揮者を見ていたら、袖にいる私まで涙が出てきてしまいました。