Catch The Wave / Def Tech

Catch The Wave

Catch The Wave

 ジャワイアンなんて聞かなかったのになぁ。ヒップホップだって好みじゃない。サーフミュージックなんて接点がない。でも、Def Techがぼくを惹き付けるのはなんなんだろう? 1stアルバムの時からよくわからない。でも気になる。ぼくの車でDef Techかかってたら意外でしょ?

 オープニングの"Power in da musiq"はミュージックステーションで聴いた。あんなに(恥ずかしいくらい)ストレートな歌なのに、だからこそpowerがあります。

 そしてこのアルバムで見せた一番大きな変化は、バラード曲の深まり。タイトルチューンの"Catch The Wave"や"いのり"のようなバラードが素敵。壮大に歌い上げるでもなく、じとじとと悲しみを見せびらかすわけでもない。でも、爪弾くギターの切なげな響きが、ゆるやかな波を思わせます。しっかりとサーフミュージックなんだよなぁ。映画の主題歌だもんなぁ。

 ジャワイアンであることも、サーフミュージックであることも、その「色」が唯一のアイデンティティとして最終的に時事分の首を絞めちゃうことがよくあるけど、Def Techはそんな前提を乗り越えちゃってる気がする。あんまり気にしていないというか。

 とりあえず、こんなに気になっちゃってるんだから、映画「キャッチ ア ウェーブ」も観てみないとなぁ。これだけぼくを動かしているのはある意味偉大です。
 

キャッチ ア ウェーブ [DVD]

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 これでぼくがサーフィンなんか始めちゃったら笑ってください。