教育実習の思い出 その1

 教育実習シーズンである。だからだと思うけど、このブログへのアクセス数も先週から増えています。今はいろんなところで情報収集ができていい時代だなぁとも思います。

 さて、私が実習に行ったのももう10年前。母校である私立高校に行きました。当時高校(しかも私立)の教員を目指していたので、実習でがんばって「あわよくば就職も」と考えてのことでした。だから、実習は就職活動のつもりで、かなり気合いが入っていた記憶があります。

 あの頃は実習期間も2週間だけだし、高校ということもあって担当する授業数も少なめ、生徒との関わりも中学に比べたらクールで、今自分がやっている仕事の何十分の一も体験できなかった、と言えるかもしれません。でも当時の自分には十分すぎるほどの刺激があったし(2週間で体重が4kgくらい落ちた)、その後の道を決定づけるきっかけになったと思っています。

 指導教官のY先生が、今思えばかなり指導法に工夫をしていた先生でした。高校時代はY先生に教わる機会がなかったので、他の「個性あふれる」英語教師の授業しかイメージになかった自分としては結構衝撃を受けました。

 特に印象に残っているのはG(グラマー)の授業でもコーラス・リーディングをさせること。もしくはペアやグループによる活動をやらせていたこと。説明一辺倒になりそうな内容であっても、「教材のauthenticity」にこだわるあたりがすごいです。塾講師のバイトをしていたので、ちょっと「余裕かも」と思っていたGの授業に対する見方を大きく変えることになりました。

 つづく。