教育実習の思い出 その2

 実習最初の一週間は授業参観ばかり。この期間に身に付いたのが、参観中の「メモの習慣」です。授業中気がついたこと、生徒の素朴な一言、先生のあたたかい声かけ、などメモすることはたくさんありますが、私が一番気をつけていたのは「時間」と「教師の動き」でした。

 最初は、

0分 あいさつ
1分 英語の歌
7分 復習テスト

 なんて感じで、授業開始から何分後にその活動を始めたかをメモってましたが、授業は例えば1時45分にスタートしたりするので、計算が面倒。それで自然に、

45 あいさつ
46 英語の歌
53 復習テスト

 みたいに、時計の(分針の)時間をそのまま書くようにしました。これなら簡単です。

 それに実際自分の指導案を作った時も、略案のヨコにこの時配を書いておけば、自分の時計を見ながら、「今予定より遅れてる」とかチェックしやすいことに気がつきました。授業実践が始まってから最大の敵となったのが「時間」だったので、このメモの習慣は、すごく役に立ちました。

 今日も実習生の授業を参観しながらメモメモ。気がついたことをメモメモ。授業後大量のメモを読み返し、自分だってこんなにできてないじゃん、とか思うけど、こんな風に客観的に(そして時にシビアに)授業を見てもらえるチャンスって、後にはあんまりないことも今はわかります。こんなことまで気を配れたら更にいい授業になるだろうなぁ、とどうしても自分の授業を自省。勉強になリます。

 こんなしんみり思い出を書いているのは、家宅捜索により先日自分の実習日誌と授業メモが発掘されたのが原因。なんだか懐かしいなぁ。あの頃は若かったなぁ。今思うと恥ずかしいなぁ。(w

 つづく。