伊東四朗生誕７０周年を祝う舞台「社長放浪記」、観てきました。大好きな三谷幸喜作品ということで、ただでさえレアなチケット、しかも千秋楽ですよ。よくゲットしてくれたと思います。感謝感謝。＞Ｈ氏
あ、この先ややネタバレあります。とはいえ、終演しているからいいですよね？ 「ＤＶＤ出るまで聞きたくない！」という方は読まないでください。（笑）
さて、作品は典型的な三谷節。「嘘」が巻き起こすすれ違いのハプニング集。もはや王道ですね。最初から最後まで笑いっぱなしでした。
いい味を出していたのは伊東四朗の次男・伊東孝明。今までなら八嶋くんあたりがやりそうな「何気なくその場に居合わせながら気の利いたことを言って、物語を面白くすすめていく」という役どころを好演。一幕劇ですが、唯一舞台から降りることなく淡々と演技していました。
そしてもう一人気になったのは藤澤恵麻。ノンノモデルからＮＨＫ朝ドラの主役まで務めた人です。その朝ドラでは酷評された演技ですが、舞台に向けしっかり稽古したようだし、何より台本や演出が彼女の天然キャラ的魅力を最大限に生かしていると思います。個人的には結構ファンだったので生で見られてうれしかったのですが、まさかあんなに背の高い人だったとは…。（軽くショック）
本日一番の感動はカーテン・コール。人の舞台ではなかなかステージに上がることのない三谷さんが、挨拶に来てくれました。やったぁ。さすが伊東四朗！ Ｂ作さんの暴走を嘆いていました。（笑）ま、確かにかなり暴走してましたけど。
スタッフもキャストも最高のメンバー。何より本人たちが楽しそうに演じているのが観ていて気持ちよかったです。次回作「恐れを知らぬ川上音二郎一座」もなんとか生で観たいものです。というわけで、がんばってね、Ｈ氏！（他力本願）
