裏「アド街」野田市編(2)

 ということで、TV版「アド街ック天国」では触れられなかったマニアックな野田市名物をカウントダウンで紹介する「裏アド街」の後半戦。ここまでの20位から11位はこちらでご確認下さい

 繰り返しますが、ぼくの独断と偏見で選んでますんで、その辺は笑って許して下さいね。もちろん、「他にこんな素敵な場所がある!」なんて情報はお待ちしてますけど。
 

  • 10位:ゴルフ場

 本家でも薬丸くんが「千葉CC」を挙げてましたけど、野田市って本当にゴルフ場が多い。

 検索してみるとこの通り。いや、起伏の激しい丘陵地帯とか海辺の広々としたリゾート地とかじゃないんですよ、野田市は。これって多すぎない? 地方自治体が抱えることができるゴルフ場の面積って法律とかで決まってないの? 決まってるんだけど、いろいろ工夫してなんとか共存しているって噂も聞いたことがあるけど(要出典)

 隣町出身の石川遼くんが練習に励んだ打ちっ放しも野田市にあります。意外とゴルフ天国なんです。野田市では「キャディー」っていうのが、結構メジャーなバイトだったり…。
 

  • 9位:かごめかごめ


 そう、「後ろの正面だ〜あれ?」のあの歌です。各地方で異なった歌詞が伝わってましたが、最終的に千葉県野田市地方の歌が全国へと伝わり現在に至ったそうです。 ということで、東武野田線清水公園駅の前には写真右の「かごめの唄の碑」も。

 前述のように歌詞のバリエーションはいろいろあるけど、ぼくが知ってるのはこれかなぁ。みなさんの地方ではどうですか?

かごめかごめ 籠の中の鳥は いついつ出やる 夜明けの晩に 鶴と亀が滑った 後ろの正面だあれ?

 

  • 8位:山中直治


 野田市出身の童謡作家(1906-1937)です。市立中央小学校の教員となり、北原白秋や野口雨情などの詩に曲をつけ試作しつつ作曲活動を開始、昭和7年(1932年)にコロンビア作曲部の専属となり島田芳文作詞の「だんだん畑」や「お祭り」など30曲以上の作品がレコード化。

 実は9位の童謡「かごめかごめ」を採譜して全国に広めたのはこの人。31年という短い生涯の中で、200曲以上の曲を残しました。

 今では市民劇団による「山中直治物語」が上演されたり、地域の合唱団によるコンサートなども盛んです。えーっと、実は身内も少し絡んでるので、よかったらコンサートなどに足を運んでもらえるとうれしいです。
 

  • 7位:ひしほ(ひしお)


 お醤油を造る時にできる「もろみ」なんですが、これを白いご飯にのっけて食べるのがめちゃくちゃ美味いです。

 で、この「ひしほ」自体はいろんなところで作ってるし、野田市でも本家アド街で紹介された漬け物やさんで売ってますけど、実はその昔キッコーマン社員限定に販売していた「幻のひしほ」があったんです。当然市場には出回っていないものだったので、知り合いのキッコーマンにお勤めのご家庭から譲り受けることがあったんですけど、これが本当に美味いのです。小さい頃はよく食べてました。今も存在してるのかなぁ?
 


 野田市の住宅街に突如そびえ立つ65mは圧巻です。20年くらい前にできたショッピングセンター「ジャスコ」に併設する「もりのゆうえんち」にあります。昔は隣にドライブインシアターとかもあったんだけどなぁ。

 ぼくも出来た当初一度だけ乗ったことがありますが、起伏のない野田の平坦な街並みが一望できて、「俺んちあの辺!」とローカルに(だけ)盛り上がれるのですが、我が家はキッコーマンの工場に隠れて見えません(涙) 今では他にも大きな建物も増えたから、少しは見える景色も変わったのかな?
 

  • 5位:大川やせんべい


 本家「アド街」では何故か紹介されなかった野田せんべいの老舗です。(たぶん地域バランスを考慮したのと、「鬼焼き」を出すために、他店を紹介したんだろうなぁ) まぁ、同級生の家だから、ということを差し引いても、オススメできるお店です。

 いや、いたって普通な醤油せんべいなんですけど、ぼくはここの一番ノーマルな「とね川」にマヨネーズを薄く塗って食べるのが大好きです。いろいろ試したけど、この店のこの商品が一番合うと思います。邪道? いや、美味いって。一度お試しを。
 

  • 4位:中央小学校


 母校です。まもなく創立140周年を迎える超伝統校です。詳しい沿革等は「野田市立中央小学校教育資料館」をご覧ください。校内の超レトロな雰囲気は、(当時はともかく)今では結構素敵だなぁと思います。特に写真はないんですけど、大理石(?)でできた階段の手すりはすごいです。そりゃ禁止しても子どもたちは上に乗って滑り降りるって(w

 実はこの学校の創立記念日はぼくの誕生日。でもこの学校は毎年「記念式典」をやるために、創立記念日はいつも「登校日」なんです。小学校1年生の頃は自分の誕生日に紅白饅頭をもらったもんだから、わけもわからず大喜びで帰ったかわいい思い出が…。
 

  • 3位:04

 野田市の電話番号の市外局番は04なんです。そう2桁。こんなの東京03、大阪06とか全国でも限られてるんですよ。すごいでしょ!(えへん)

 でもこれにはいろいろ事情があって、もともとは0471だったんですが、番号が足りなくなってきたもんで047の3桁にしようとしたけど、そうなると市内局番が1から始まってしまう。110とか119とか1から始まる番号は特別なので、やむなく一気に04の2桁にすることに。

 今では所沢市とか鴨川市とか取手市の一部とかも04みたいなんで、「野田市だけ」ではなくなってしまったようです。とはいえ今でも市内のお店の看板なんかは0471のままだったりするんだけど。
 


 東武野田線野田市駅です。まず野田駅ではなく、野田「市」駅って名前がいいでしょ。JRと私鉄で同じような名前の駅がある場合に「佐野駅」と「佐野市駅」みたいに区別することはあるけど、私鉄しかない野田市であえて「野田市」ってのがいいですね。

 さて、電車でこの駅を訪れた人はみんな声を揃えて、

ホームに降り立った瞬間、醤油のにおいがしたんだけど…

とおっしゃるんですが、まぁその事実は否定しないものの「におい」ではな「かおり」と言っていただけると(ちょっとだけ)素敵なのに、といつも思います。とはいえ、長く野田市に住んでると、その香りに気づかなくなっちゃうんですけど。

 まぁ駅前(というか駅裏)が醤油工場ですので、しょうがないよね。東武野田線そのものが醤油運搬のために作られた路線でしょうから。キッコーマンのおかげでここまで発展した野田市ですが、キッコーマンのせいであれ以上駅前開発ができない野田市です。
 

  • 1位:俺んち(実家)


 ぼくが、野田市に帰った時に必ず寄る場所、ということで、頻度ダントツのNo.1はやっぱりココ(当たり前)。でも別に観光名所じゃないですから、野田に来たからって探して寄らないでね。ぼくはいないし。

 いや、誰も行かねーよ、と思うんだけど、少し前にこの家を目指して埼玉から自転車で来ようとした生徒もいましたので念のため。(なんとか、家の手前で捕まえてお引き取り願ったけど(笑)) でも最近は、住所をケータイに入れればナビってくれちゃうし、googleマップなんかで場所が表示されちゃうから、怖いっちゃ怖いですね。


 ということで、超個人的な「裏アド街野田市編」はお楽しみいただけたでしょうか? 地元の友達とか、一部ローカルな範囲では好評いただいおります。今回ご紹介した他にも野田市の隠れ名所もあったんだけど、残念ながら店を畳んでしまってたり、隠れスポットのままにしておきたかったりと事情は様々。

 ぼく自身も野田を離れて少し経ってしまいましたので新しい情報も少ないですから、他にオススメの野田スポットがあればご紹介くださいね。