歳末のご挨拶

 ラーメンの記事が今年最後の投稿になっちゃうと、ホントに何のブログだかわかんなくなっちゃうので、一応あらためて歳末のご挨拶。

 2011年も、多くの方に本当にお世話になりました。ブログを通して、多くの方に出会い、やりとりをさせていただいて、自分の中の世界が広がり、深まった一年でした。

 個人的には、ブログに書くネタに変化があった一年でした。これまでは具体的なハンドアウト例や活動アイディアなどを綴って来ましたが、今年を振り返ると、来年度から使用する「新教科書」や、国研が提示している「評価規準例」など、これまであまり関心がなかったものについて書くことが多かったように思います。この変化は自分でも不思議なんです。特に評価については、今までむしろ意識的に遠ざけてきた苦手分野だったように思うので、自分の関心が向くなんて本当にびっくりです。

 評価などについて言えば、公立学校にいると、どうしても「お上」から流れてくる「文言」に振り回されがちです。学習指導要領もそうですが、その文言を「解釈」するだけでも時間がかかるわけで、さらに「納得」するとなると、その頃には学習指導要領が改訂されてたりすることだってあります。(そんな解釈の難しい学習指導要領が、「コミュニケーション能力」を謳ってるのは皮肉ですね)

 残念ながら、ただ伝達講習会で「下線を引け」と言われたからこれは大事なんだ、と思考停止したまま、そういう文言を得意げに振りかざす人もいます。自分だってこれまでなら、「今はそういう言葉が流行りなのね。指導案にちょっと入れておけばウケがいいかな」くらいに捉えていたと思います。今回貴重な時間をいただけたことで、自分なりにそういった文言を噛み砕いて、吟味して、考えることができたので、本当にありがたいです。

 今年はいろんなことがあった一年でしたが、総じて「自分の頭で考えること」の大切さを実感した年になりました。来年は、それを生徒たちに伝えていく一年にしていきたいです。

 2012年も、どうぞよろしくお願いいたします。