つながり

 本日、e-prosにて発表して参りました。

 三連休の最終日に40人を超える方々が集ってくださいました。日本の英語教育は、こういった英語の先生方の(自腹での)自己研鑽によって支えられてるんだよなぁ、と改めて実感します。熱気のある会でした。

 発表資料はこちら。PDFだけ見てもよくわからないでしょうけど、参観者のためにアップしておきます。

英語_e-pros2015.pdf 直
 私の話はいつものとおり。身の回りにあるモノやヒトやコトを、授業で使える「素材」にしちゃおう、というお話。だから機器のすごい使い方を紹介しているわけでも、すごい動画を見せてるわけでもありません。個人的にはビデオ編集も好きだし、もっとハイテクな機器も使えちゃうけど、こういう場で見ていただくのは、ああいう地味な(でも意味のある)使い方がいいのかなと思って発表しています。参観された方にひとつでもプラスの気づきをご提供できていれば本望です。

 いつの頃からか、ICT活用をテーマに時々お座敷依頼をいただくようになりましたが、個人的には、私みたいに私物のICT機器を使って授業やってる人の実践を共有しても仕方ないと思っています。学校にあるもので何ができるかを語らないと、活用は広がっていかないんです。なので、一応自分のお座敷ではiPadがなくても別のもので代替できる方法も提案するようにしてます。

 ちなみにうちの学校は、というかうちの町は、教室でネットが使えるように無線LAN張り巡らされてるんだけど、学校にある古いノートPCしか繋がらない設定でいろいろもったいない環境にあります。iPadつなぐために自腹でルーター契約してます。町にはずっとお願いしてるけど大人の事情で解放される兆しがない…orz だからまぁ私物で頑張ってるんですけど、それだけじゃまずいから、根気強くいろんな方にお願いしながら環境を整える努力をしています。教育委員さんが授業参観に来るときに熱烈にアピールしたりもして(笑)

 さて、今回は中嶋先生が来てくださいましたので、午後の講座で私の軽い話にさえ意味づけをしてくださって、トータルで言うとすごく深みのある会になりました。ああいう風にじっくりと会を「締める」話しっぷりを、私もちゃんと身につけたいです。軽いのも芸風は芸風なんですけど、生徒を指導する上では、そういう場面も多々ありますから。いずれにせよ、こうやって発表をさせていただくたびに、本当に発表者が一番勉強になりますね。

 そして今回はすごい再会もありました。参観者の中に私の恩師がいらっしゃったのです。中一の時の担任の先生です。これはもう衝撃です。現在は教育委員会にお勤めですが、私が教師になってからも様々なところで英語教育の世界でご活躍の様子は伺っていましたが、「英語教師になりました」とご挨拶にあがることもないままでしたので、このような場で再会させていただき、本当に感激です。少しは頑張っているなぁと喜んでいただけていれば、こちらも嬉しい限りです。

 また、書籍を持って駆けつけてくださった方もいらっしゃいました。「ブログ読んでます」とお声かけいただいた方もたくさんいらっしゃいました。自分の作った本やブログが誰かの役に立っていると感じられる瞬間は、本当に嬉しいものです。そんな人と人のつながりに感謝!な一日でした。