IMPOSSIBLE IS NOTHING


 アディダスのW杯用キャンペーンCMが素晴らしい。IMPOSSIBLE IS NOTHING.のシリーズは前からあったけど、今日日本代表vsブルガリア代表を観てたら流れてた「Jose+10」のシリーズが素敵です。

 ストリートの少年ホセ(Jose)が友だちとサッカーをやるためにメンバーを集めます。「俺、ベッカムとった」「じゃ、俺はカカ!」なんて言い合っていると、ホンモノが次々に集まってきます。中にはベッケンバウアーのような往年のプレイヤーも当時の(ぴちぴちパンツの)スタイルで登場。もう1人の少年はジダンに耳打ちされて「じゃ、プラティニ」なんて言うのが微笑ましい。自分が小さかった頃、実際にあったようなシチュエーションが笑えます。もっともぼくらは「じゃ、ぼくは岬くん」「えー、じゃあ俺は立花兄弟ね」みたいなもんでしたけど。(笑)

 そして、IMPOSSIBLE IS NOTHING.のコピーが気にかかる。NOTHING IS IMPOSSIBLE.じゃないところが「ひっかかる」ところで、コピーとしてのこだわりとも言えそうです。このCMは、そもそもその映像演出が昔では「不可能」だった技術に支えられてるし、ストーリー自体、「空想してみること」「夢を思い描くこと」の大切さを(陳腐なんだけど)寓話的に伝えていると思います。まるで「夢の中でくらい限界を作るな」からスタートして、ついには「現実だって同じさ」と訴えているよう。

 そんなムービーを観てみたい、という方はアディダスのサイトへどうぞ。2種類のCM(ロングバージョン)が観られるほか、ダウンロードも可能。「撮影秘話」のムービーも笑えます。ちなみにビデオPodcastにダウンロードもできるようになってます。至れり尽くせり。

 あ、肝心の代表戦。負けちゃったけど、結構面白かったです。特に後半小野・小笠原が投入されてからはTVの前に齧り付いて観ちゃった。小野ってやっぱり別格だなぁ。ワクワクするなぁ。W杯に備えて、そろそろスカパー!導入かなぁ。