映画、三本勝負

 ここんところ立て続けに映画を観ました。やっぱりいいですね。DVD観るのとかと違って、雰囲気が好きです。予告編も結構好きだし。そうそう、最近「映画が盗まれてる」とかいって黒い涙を流すCMが流れないので、うれしいです。あれ、「これから映画観るぞー!」って気分げんなりさせますから。(w

 以下、感想などちらほら。(ネタバレしないように、たいしたことは書かないようにします)

包帯クラブ

 乗り越えられないほどの悲しみを抱える人のために、トラウマになっている場所(もの)に包帯を巻いてあげる人たちのお話。柳楽くん、新境地ですね。これまでどうも「誰も知らない」のイメージ先行で、繊細で不器用な役が多かったみたいだけど、今回はブチ切れてます。インチキ関西弁まくし立てて、走り回ります。まぁ、「繊細で不器用」には変わりない役かもしれないけど。

 ぼくの場合、周りでけが人が続いてるので、教室に巻いて欲しいです。

「HERO」

 ご存じテレビドラマの拡大版です。この手の映画って、「わざわざ映画にしなくても、2時間特番でもよかったんじゃないの?」と思わせることが多いですが、韓国ロケまで敢行してなかなか「がんばった感」があります。もちろんシリーズ版や特番を観ていた方が、やりとりがよりリアルに感じられたでしょう。(というか、じゃないと中井貴一の役どころがまったくわからないでしょうね)

 小ネタも多く、飽きないです。木村拓哉のよさがとても出ているドラマだと思います。

ミス・ポター

 ピーター・ラビットの作者ビアトリクス・ポターの生涯。作家になるまでの苦労は省いて、作家になってからの彼女のロマンス、生き方の変容を描いています。実写映像に紛れ込んだピーター・ラビットたちの「いたずら」にはっとさせられます。ハリウッド映画に疲れたみなさんは、こういう「やさしく、じんわり」な映画がオススメです。「感動」「驚愕」「怒濤」とかからほど遠いですけど、胸に残る作品です。