ナショナル・トレジャー

ナショナル・トレジャー 特別版 [DVD]

　期せずして少し時間もできたし、少し映画や本に触れようかとも思っています。手始めに、年末くらいにＨＤＤビデオに録りためておいた映画を鑑賞。

　「ダヴィンチ・コード」みたいなノリかな、と思ってたらその通りでした。こういう謎解きモノって、展開がこっちの知識や理解スピードを超えていることが多くて、純粋な意味で視聴者が「謎解き」に関われていないですよね。今回の映画の中でいうと共演者のライリーのようなスタンス。でもそれこそが一番ドキドキして、先導されるがままに次のドアを蹴破っていく感覚を味わえるスピードなんでしょうね。

　アメリカという比較的歴史の短い国のミステリーなのに（だから？）、背景に十字軍とかテンプル騎士団とかちらつかせるのはちょっとずるいなぁとも思います。でも、そこに「独立宣言書」とか、最新作で言えば「大統領」なんてキーワードを重ねることで、ずいぶんミステリアスに仕上げられるから不思議です。なんだかんだ言って、みんなフリーメイソンとか好きなんですね。そういえば、日本でも「ダヴィンチ・コード」のヒット以来、フリーメイソンへの入会希望や問い合わせが急増したそうです。（ｗ

　こういうのって、どうやって終わらせるんだろうっていつも思うけど、今回は突き抜けたラストに。痛快でいいんじゃないでしょうか。個人的には「ダヴィンチ・コード」みたいな終わり方の方が好きだけど。