ロスト・シンボル / ダン・ブラウン

 夏休みに入りました。でも変わらずに忙しいですね。

 それは生徒も同じで、プールに補習に大会に部活に大忙し。スピーチ指導で来てくれたALTが「日本人は生徒も教師も、夏休みも学校に来るのかい?それじゃvacationじゃないじゃん」って驚いてました。ホントですよねw

 さて、1学期にダン・ブラウンの『インフェルノ』を一気に読んだ流れで、7月に入ってからは教室の「俺文庫」に置いておいた『ロスト・シンボル』を読んでました。本日読了。

ロスト・シンボル 上・下 2冊セット

ロスト・シンボル 上・下 2冊セット

 いやあ、これも面白かったです。

 ワシントンD.C.を舞台に、フリーメイソンの謎に迫る今作。古の神秘を求めて、D.C.市内を駆け巡ります。これまで舞台になってきたヨーロッパの古い街に比べると、アメリカが舞台ということで、いつもの美術&建築の薀蓄をどのくらい詰め込めるのか不安でしたが、十分に濃い内容。

 しかも、『インフェルノ』に続いて大どんでん返しというか、まったく予想しない展開にドキドキ。話の本筋に夢中になっていると、前提になっているところをひっくり返してくるから、いつもびっくりさせられます。

 これで既刊のロバート・ラングドン・シリーズは読みきっちゃったから、それ以外の小説にも手を出してみようかなぁ。こうやってダン・ブラウンの作品を読むたびに、映画『ダ・ヴィンチ・コード』のDVDでも観るかぁと部屋の中を見回すんだけど、なぜかずいぶん前からこのDVDが行方不明なんですよね。学校かなぁ。ダン・ブラウン&彼の映画DVDは、ホリデーシーズンにはよい観光促進ビデオになると思います。今年も海外は行けないだろうから、せめて旅行気分を味わいたいので、頑張ってDVD探してみますか。さながら古の神秘を探し彷徨うラングドンの気分で。