春に

 この気持ちはなんだろう。

 久しぶりに漫画を買いました。

バクマン。 1 (ジャンプコミックス)

バクマン。 1 (ジャンプコミックス)

バクマン。 (2) (ジャンプ・コミックス)

バクマン。 (2) (ジャンプ・コミックス)

 某所でも話題になっていた「BAKUMAN(バクマン。)です。漫画家を目指す2人の中学生(高校生)の奮闘を描く妙にリアルなストーリー。「デスノート」コンビによる作品で、どことなく「メイキング・オブ・デスノート」な雰囲気も。現代版「まんが道」とも。

 どうでもいいですけど、この漫画読んでたら、物語の舞台が埼玉なんじゃないか、と感じました。景色とか、地名とかからなんとなくなんですけど。既視感を覚えたんです。そしたら、後に小さく主人公たちが埼玉在住であることも描かれていました。びっくり。主人公が高校入試を受けるんだけど、リアルに埼玉県の入試日程に沿ってて、笑えました。

 原作の大場つぐみさんは正体不明で、某漫画家の変名じゃないか、とも話題になっています。「ラッキーマン」を描いていたガモウひろし氏じゃないか、というのが有力です。「BAKUMAN」の下の部分を隠して読むと、RAKIIMANですし。

 で、そのガモウ氏、なんと埼玉県越谷市出身・在住なんですね。だからガモウか。(注:越谷には「蒲生」という地名・駅名があるのです) 作中に出てくる、自身を投影したキャラクターの名前は「川口たろう」だし。遊んでますね。(そうなると、「大場」も春日部の字名かな?)

 漫画家を一瞬でも志した、かつての漫画少年たちにとって、こんなにエキサイティングなストーリーはありません。久しぶりに新刊の発売を楽しみに待つ作品に出会えて、うれしいです。

 そうそう、漫画家のリアルな(そして壮絶な)生活が垣間見たければ、「海猿」「ブラックジャックによろしく」でおなじみの佐藤秀峰氏のサイトに載ってる自伝的漫画が必読です。(「プロフィール」で読めます) 哀しくなってきますけど。どの世界も大変なんだなぁ、と思います。

 明日から、新しい月。新しい年度。新しい出会い。

 こみあげる、この気持ちはなんだろう。