たまには"I will repeat after you"

 たまには"Repeat after me"をやめてみませんか? いっつもリピートばかりさせていると、「読んでいる錯覚」に満足して、あとで教科書を見てみたら、全然読めないなんてこともあります。
 そこで"I will repeat after you"です。一通りリピートをさせてみたら、今度は生徒に先に読ませます。生徒→教師→生徒→教師、の順でリピートしてみるわけです。
 
 これだと文字と音がつながっていない生徒は一気に声のトーンが落ちます。(笑)しかしその後で教師が正しい発音で読んであげることで、不安なポイントを確認でき、2回目は自信を持って読むことが出来るはずです。そう、だからこの活動は2回ずつ読んでもらう(読ませる)と効果的だと思います。
 
 あくまで"Repeat after me"の延長線上にある活動のなので、リピートの替わりの活動としていきなり使うのはどうかと思います。リーディングの練習の合間に、ちょっとした気分転換にやってみるとよいでしょう。

 生徒たちはちょっとした「教師気分」を味わえます。「教師役」を列とか班とか個人とか少人数にしても面白いですね。でも「教師役」の生徒たちの発音が悪いときは、わざと大げさに間違えてあげたりして、「先生ー!もう一回読んでくださーい!」なんてやり直してもらってます。