be動詞のbeって何?

 「ビー動詞はあるけど、エー動詞はないからな〜」なんて冗談を言っていたら、生徒から出た質問がこれ。

  be動詞の"be"って何?

 まぁ、予想される質問ではあるんですけど、答え方を全然用意してなかったぼくは、こんな説明で乗り切りました。

 「beってのはね、本名なんだな。このbeくんは、非常に八方美人で、調子のいいやつなんです。だからいつも誰かにくっついて回るんだけど、ズルいから相手によって態度を変えるんです。Iくんの後ろだと、amを名乗り、Heくんの後ろではisを名乗る。Youくんが振り向けば、『isって誰?ぼくはareだよ』なんて言ってのける。ホントに調子のいいやつです。amもisもareも実は同一人物だったんだね。
 でもそんなだから誰も彼を本名のbeで呼んであげなくなっちゃったんだな。まぁ、3学期に出てくるcanくんがきっと彼を"be"と呼んでくれるけどね。」

 口からでまかせで言った割には悪くない説明だと思うんですけど、どうでしょ? 彼らはぼくが文法用語を擬人化するのに慣れているので、比較的抵抗なく受け入れて納得してくれてました。(笑)

 ちなみに、ぼくらの間では、

 控えめだけど、忘れられると寂しがるピリオドくん

というキャラクターがお約束になっています。英文につけ忘れていると、「冷たいヤツだなぁ」とぼくに言われ、慌てて書き加えています。「Mr.○○は自分も小さいからピリオドくんの肩を持つ。彼を書き忘れるとテストで減点されちゃう」と恐れています。(笑)