このブログも2005年の開設以来、15万を超えるアクセス(2008年4月現在)をいただいております。始めた当初は、学校教員ではブログを書くどころか読んでいる人さえ周りにはいませんでした。私は当時から自分の考えた活動を多くの人に知ってもらって、褒めてもらったり、アドバイスをもらったりできないものか模索していて、CGIをちょっとだけ勉強して、料理のレシピを投稿するサイトを改造して教材を登録・検索できるサイトを作ったりしていました。レシピのサイトはこの目的にぴったりで、「種類:フレンチ」「レベル:上級」など、複数の項目で登録・検索できるのが便利でした。(もちろん「中華」を「ライティング」とかに変えて使ってました。)
やがて無料で使えるブログサービスが広まり始めたので、サイトをそちらに移しました。まとまった記事でなくても気楽に書き綴ることのできるのがブログの便利なところですが、そういう意味ではブログという媒体を最大限に活用できてなかったかも知れません。レシピサイトのようにデータベースとして活用することを前提に利用していましたので、ある程度考えがまとまった時点で(あるいはアイディアを実践した段階で)記事を書くようにしていましたから、更新ペースはそれほど頻繁ではなかったと思います。
ブログはまさに2.0と呼ぶにふさわしいサービスで、書き手と読み手が自由につながることができる仕組みがたくさんあります。RSSにより更新をチェックしにいかなくても手元に記事が配信されてくることや、コメント・トラックバックなどインタラクティブなサービスが標準装備されています。実際、ブログを通して多くの英語教師(やそれ以外の人々)と交流する機会を持つことができましたし、初めて会った方に「ブログ読んでますよ」なんて声をかけられたこともあります。(おかしいなぁ、名前を出してないはずなのに…) 生徒や卒業生、保護者まで読者にいたりするので、時に書きにくいこともあります。これからやろうとしている授業のネタは書けないじゃないですか。新鮮さが売りですから、私の授業は。そしてテスト問題を共有しようという目論見はしばらく凍結することとなってしまいました。(私の過去問データベースになってしまいますからね。)
そんなことで、なんとなく続けてきたブログも気がつけば2年半。記事も500を超えます。ここらでタイトルにもなっている「英語教育2.0」とはどんなものなのか、私なりに綴っていこうと思っています。ブログは基本的に時間軸に従って書かれていくので、書籍のように必ずしもこちらの意図している順番に読んではもらえません。だから、これまで書いてきた記事を有機的につないでいく一本の軸を通していこうと思うのです。あとで「目次ページ」を作って、通して読んでもらえるようにするのが目標です。
ということで、新カテゴリ[2.0]の始まり始まり。完全不定期更新です。