「英語教育2.0」ブログ開設10周年!

 11月11日は、ポッキーの日でも麺の日でもチンアナゴの日でもなく、ブログ「英語教育2.0」の開設記念日です。今年は記念すべき10周年。そうか、もう10年もブログを書いてるんですね。

 正確に言うと、それ以前から英語教育のネタを中心にいろいろなことを綴るブログをlivedoorで書いてはいたのですが、諸事情で削除し、こちらに移動しました。移転を機に話題を英語教育にしぼり、ブログ名もストレートに「英語教育2.0」としました。その移転日が、11月11日となります。

 10年前は、初任以来5年務めた学校から次の学校に異動した1年目。初めての異動に戸惑い、生徒も変わり思うように授業ができないもどかしさに苦しんでいた時期です。そんな時期に、こういうブログを立ち上げたのは、何より自分を励ましたかったのだと思います。

 ですので、あくまで自分のために書き始めた、というのが本音です。記事を書きながら、自分の実践をメタな視点で見つめることができましたし、ワークシートなどをアップロードすることで、あとで自分が助けられることも度々でした。それが、少しずつ他の読者の方のお役に立つことも出てきて、自分としては望外というか、ありがたいお言葉をいただくこともありました。不思議な感じです。

 私は、書くことで学んできましたので、多くの人にも同じような体験をしていただきたい、と感じています。それゆえに(今年10月はお休みしましたが)「みんなで同じテーマでブログを書こう」といった企画をしたりもしています。スピードも質もそれぞれでいいと思うので、そうしたいと思った人が書ける場所を作っていきたいなぁと今でも思っています。それに関して、新しい企画を検討中です。

 さて、この10年を考えると、私の授業スタイルもずいぶん変わりました。

 途中で大学院に「修行」に出たことが一番大きいと思いますが、そもそも修行に出ようと思った段階で、何かしらのステップアップの必要性を、自らが一番感じていたのだと思います。2.0的なことだけじゃなくて、その基礎となる1.0をどう鍛えるか、にも目が向くようになりました。自分が大きく成長できた10年間だと思います。

 とはいえ、今が完成形だとは到底思えず、授業をもっと充実させたいなぁと切実に思っているのは10年前とまったく変わっていません。最近は担当する校務分掌が増え、教材研究に割ける時間がほとんどなくなってきてしまいました。だからこそ、どうやって自己更新をしていくかが、本当に課題となっています。

 更新も滞ってますので、10周年を迎えたらブログを一度ストップしようか、ということも一時考えましたが、緩やかにでも継続していこうと決めました。若い先生方も現場に増えてきて、過去記事も含めて自分の成長していく過程を公開していくことは、何かの役に立つかもしれないと考えたからです。時代はよりスピード感と連帯感のあるSNS系のメディアに移行していますが、こうやってある程度の情報量をまとめておける「ブログ」というメディアの便利さも実感できるかと思います。

 2.0という言葉に込めた思いは、ここに書きました。7年前の記事ですが、今も同じように考えています。「英語教師をつなぐ」というハブ的な役割は、まだまだ十分に果たせていないような気もしますので、ここを訪れてくださる英語教師がもっとつながっていけるような仕組みを作っていきたいです。そしてもちろん書き手の私も、読んでくださっている方ともっとつながりたいと考えています。

 つきましては、よろしければこの記事のコメント欄に、ひとことコメントをいただけたら嬉しいです。ご要望なども含めて、自由にお書きいただければと思います。日頃のご愛顧に感謝して、11月中にコメントをいただいた方の中から抽選で1名の方に何か粗品を差し上げようと考えています。

※投稿は匿名で構いません。ただし、私の本名も書かないでください。anfieldroadでお願いします。
※コメントは、投稿後にこちらで確認してから掲載されます。「投稿」ボタンを押してもすぐには反映されませんので、連打されませんように(笑)

 ということで、改めまして今後ともブログ「英語教育2.0」をよろしくお願い致します。