SETC&ASTEK11月のご報告

 昨日はSETC&ASTEKでした。

 お忙しい時期にも関わらず、今回はブログでサークルを知って来てくださった方や何年ぶりかに会えた私の同期の方など、フレッシュな顔ぶれも交えて、いつも通り時間ギリギリまで熱い話し合いをすることができました。

 さて、前半はS先生による関ブロレポート。戸田市の小中連携の取り組みをお話いただきました。

 どうしても、小学校英語の話になると、私は未来のことを考えてしまいます。

 今、こうやっていろんな市町村や学校や先生方ががんばってくださっている取り組みが、どう収束されていくのか。(あるいは収束されないのか) 小学校で英語をやるんだからといって、中学校の英語のも変わらなくてはならないのか。将来的な教科化が既定路線であるとしたら、未来の「評価」はどうなるのか。

 いろいろなことを考えるきっかけになりました。

 後半は、私から先日の初任者研修で発表させていただいた「PowerPoint活用講座」についての即席ワークショップと、来週の10年次研修研究授業の指導案についてみなさんからご意見をいただきました。

 特に、フリーライティングに行く一歩前の活動としてご紹介した「カキトリン」や「Copygloss」といった活動について、中学校でどう実施するか、貴重なご意見をいただくことができました。特にCopyglossは先日の山口英語教育フォーラムで仕入れてきたネタなんですけど、そのままでは中学生には難しいものの、スピーキング活動で一度仕込んでおいたり、カキトリンから橋渡ししてあげたり、キーワードを予め提示してあげたりすることで、すごく効果的なライティングのトレーニングになると確信しました。

 中学校の場合、「これを書き写せ!」か「自由に書け!」という指導(やテスティング)が多いので、その間を埋めるような活動・指導が必要だと常々感じていましたが、そのためのヒントを得られたような気がします。

 また、私自身が一番気になっていた教科書の内容理解についても、いろいろとアドバイスをいただき、来週の授業に向けて少しずつですが改善する糸口が見つけられました。

おまえはわかってねぇんだよ、とわからせるところから、学びは始まる。

 目から鱗です。

 私の進行能力不足で、十分に話し合いの時間を確保できず参加したみなさまにはご迷惑をおかけしましたが、いつも通り、濃いサークルになったと思います。どうもありがとうございました。