英作文を長く豊かにするコツ

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 明日から修学旅行なのでホントにドタバタだった4月。せっかく現場に復帰してネタはたくさんあるのに更新する余裕があまりありませんでしたね。

 TOTALの3年生レッスン1はちょうど京都・奈良のお話。事前学習になるから行く前に全部読んでおきたかったけど、よく見たら彼らは行かない法隆寺のお話。じゃ、帰ってからでもいいか、ということで今日はちょっと教科書から離れて「英作文入門講座」でした。定期テストにも約25点分出題するので、授業でもしっかりライティングの練習をしておかないとね。

 最初に「あなたの好きなもの(こと)について25語以上で」というよくありそうなお題で4分間。ヘルプなし辞書なしでどれくらい書けるか力試し。時間内に25語以上書けたのはクラスで2〜3人というところ。じゃ、どうやったら書けるようになるか、ということでアドバイスをいくつか。

 1つめはトピックの立て方。

 最初から I like Urawa Reds. と狭いところから書き始めないで、その「好きなもの」の上位概念に当たるものから書き始めると楽だよ、というアドバイス。I like soccer. から書けば Urawa Reds以外のサッカーネタもいろいろ書けるし、そういうのを書いても「まとまりがある」と見なしてもらえるのでお得。

 2つめは具体的なエピーソドの活用法。

 I like baseball.まで書いて止まってしまう生徒が多かったので、現在形での一般的なお話のあとは、baseballとの出会いや昨日プレーした話など、具体的なエピソードを過去形で書くといいよ、という話。現在形で書き始めたら、そのあと一切過去形使っちゃいけないと思い込んでる人が多かったみたい。

 3つめは、1文を長くするコツ。

 確か瀧沢広人先生のご著書で紹介されていたと思うけど、I played soccer.をどこまで「長い文」にできるか、という練習にチャレンジ。みんな自然に「どこで」「いつ」「だれと」「どんなふうに」なんて情報を付け足してました。「あれ、こういうの最近どっかやったよね?」ということで、「意味順ノート」を取り出して基本的な順番を再確認。
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 以上の3つのアドバイスを踏まえて、今度は最初に書いた自分の作文をもっと長く豊かに書き直す作業。今回は意味順ノートを使って。1回目に何のヘルプもなしに書いたものよりはいいものになったと実感してもらえていれば嬉しいです。

 ああ、こういうライティングのコツをリスト化して書き貯めていけるようなワークシート作っておこうかな。自分で書くときに振り返れるように。