writing指導を意識したreading指導

 昨日は久しぶりに都内のある勉強会にて、お話をさせていただきました。

 いつもどおりライティングを語ってきたんですけど、最近の自分の取り組みを整理していったら「writing指導を意識したreading指導」というか「writingに関する『言語・文化についての知識・理解』」みたいなお話になりました。「まとまった内容の英文」を書けるようにするために、というテーマでしたが、私の修士論文における「自己表現に対する疑義」に始まり、具体的に「ディクトグロス(もどき)」と「教科書サマライズ」と「三人称で自分史」の3つを体験してもらいました。

 この3つの活動を通して私は生徒たちに、ディスコース・マーカーや冠詞や代名詞、接続詞などの機能を「知る」「形式的に使う」「自律的に使う」経験をしてもらうことを期待しています。

 教科書の本文から大切な文をピックアップして要約をつくる作業と、5文で書いた英作文をそれぞれ1文→5文に拡大する作業は、ちょうど真逆のプロセス。その行ったり来たりを繰り返す中で、パラグラフ・ライティングとパラグラフ・リーディングの(入門の入門レベルですけど)仕組みを体で覚えてくれたら嬉しいなと願って取り組んでいます。中3でもこれくらいはできる、というところはお見せできたかと思います。

 ワークショップにおつきあい頂いたみなさま、ありがとうございました。当日のスライドはこちらです。
英語_橋架村塾2012_発表資料.pdf 直

 毎回そうですが、こうしてお話をさせていただくことになると、自分なりに考えていることを整理しますから、こちらがいつも勉強になります。今回も自分なりの発見がいっぱいでした。

 さて、今回は私の前の発表者の方もマカーな上にPretziで発表と、英語教育以外での「趣味」もかぶる方々が結構いました。文具やライフハックなど、そういうのが好きな方はやっぱり多いんですね。一度、「教師のための仕事術」的な集いができたら面白いでしょうね。

 ちなみに昨日使ってたリモコン(というかワイヤレス・マウス)はこちら。

 「ロジクール・キューブ」という商品です。昨夏の学会でお使いになっている方を見かけて一目惚れ。すぐ真似して買っちゃいました。コンパクトでかっこよくて、マカー(に限らないけど)のプレゼンには必需品ですね。ただし、ロジクールのサイトでしか取り扱いがありませんので、お求めの方はそちらから。(現在数量限定で割引販売中のようです←ちょっと悔しい)

ロジクール・キューブ(Logicool)