受動態を使ったコミュニカティブなアクティビティ

 ポンポンメソッドやグルグルメソッド、カキトリンなど、初めて体験してもらう活動を説明しながら進めてたので、3年生のレッスン1はゆっくり丁寧に。「勉強の仕方」や「授業の受け方」をみんなで練習している感じです。一度体験してもらえれば、次からは少しスピードアップできるかな。ホントは本文を場面絵から再現する活動までやりたかったけど、欲張らずに1学期はちゃんと音読できるようにすることを最優先に。

 さて、レッスン1の新出文型は受動態。

 これまでにもこのブログで何度か書いたけど、受動態の導入はいつものび太としずかとジャイ子を使って。新バージョンが受け容れられない世代なので旧バージョンのイラストで。

 のび太→しずか(能動態)を示してから、しずか←のび太(受動態)を提示するのはなんとなく好きじゃないので、ともにのび太の視点で文が作れるようにジャイ子さんに登場してもらってます。受動態のときだけ矢印の向きが反転するのを実感してもらえるといいです。ちょうど「意味順ノート」で英文が左から右に流れていくことを体験してもらってるところなので、関連してお話ができたのはよかったです。

 前だったら、オーラルで新文法を「導入」して、口頭練習して、パタプラやって、コミュニカティブな「アクティビティ」をやって、という流れだっただろうけど、今回はシンプルに導入したあと、受動態を使った例文リストでグルグルという流れ。とにかく例文を口に(頭に)残せればそれでいいかな、という割り切りです。

 そもそも「受動態を使ったコミュニカティブなアクティビティ」って?

 あ、そんな記事タイトルに釣られて読みに来てくださった方には申し訳ないです。ただ。そういう難しいことを考えるよりは、いっぱい言わせて体で覚えさせちゃって、あとでその文法を使えるかもしれない場面を何度も提供する方がいいんじゃないか、と今は考えています。

 今回使ったワークシートはこちら。
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