LessonNote Ver.1.0.5がリリース!

 先日こちらでご紹介したばかりのiPad用授業参観アプリLessonNoteがVer.1.0.5にバージョンアップしました。前回記事のコメント欄で開発者様がお知らせしてくれていたとおり、今回はマイナーチェンジです。具体的には、

・児童生徒の氏名を入力編集が可能になりました。
・ 座席表のコピーが可能になりました。
・ノートの背景にマス目が入りました。
・ 黒板のアイコンの色を変更しました。
・配置した座席表のアイコンの編集が可能になりました。
・フィードバックのメールアドレスを変更しました。
・バグの修正と入力画面のレイアウトを使いやすくしました。

といった痒いところに手が届く変更。

 さっそく試しに使ってみましたけど、座席表作成画面に方眼罫が入ったのが地味に便利です。生徒アイコンを列に並べるのが楽になりました。贅沢を言えば、これで適当に並べたアイコンを「グリッドに吸着」なんて機能があれば嬉しいですよね。

 生徒名も入力できるようになりましたので、参観後の振り返り時には便利ですね。特に、生徒の言動を中心に授業を振り返るという「学びの共同体」系の研修会では重宝されるのではないでしょうか。

 そして、もう一ついいなぁと思ったのは、授業の活動形態をワンタッチで記録できるようになったこと。(あれ、前からあったのかな? ぼくが見落としてただけだったらすみません)

 「学級全体」「グループ活動」「個人活動」など、授業形態が変わった時に右上のプルダウンメニューから選んでおけば、授業タイムラインの中に「グループ活動へ移行」とリアルタイムに記録されます。これは便利だなぁ。

 こちらもさらなる期待を述べると、「ペア活動」とか「グルグル」とか新しい形態を設定できたり、授業後に各形態ごとにどれくらい時間を費やしたかのスタッツが出たら言うことなしですね。いや、言うばっかりで申し訳ないんですけど。開発してくださっている方々のご努力にホントに頭が下がります。

 なお、年内を予定しているというメジャーアップデートとなるVer.2では、

・web上のデータベースへのアップロード
・PDFへの書き出し
・特定の児童生徒のノート等の検索機能

を予定しているそうで、とても楽しみです。

 さて、なんでぼくがこのアプリを絶賛してるかというと、実はこういった授業参観記録を紙ベースでやっていたある小学校の先生の取り組みを少し前に知って、そちらを近々ご紹介しようと思っていたところだったからです。自分の授業をできるだけ客観的な記録で振り返ることで、いろいろ見えてくることがあるんじゃないかと思っています。最近はこういう授業研究の在り方にとても興味があります。

 教育実習生を指導していて、(まぁ当たり前といえば当たり前だけど)授業参観の視点がわかっていないなぁと感じることが多いので、そういう視点をわかりやすく説明する上でも、こういうアプリが役に立つところがあるんじゃないかな、と思います。