今年度は毎時間とはいかないのですが、2回に1回くらいの割合で「グルグル」をやっています。読ませるのはターゲットセンテンスや教科書本文だけでなく、ピックアップした「名詞句」ってこともあります。スキマ時間でもできるのでホントに重宝しています。ちなみに「グルグル」の詳細はこちらで。
- 作者: 靜哲人
- 出版社/メーカー: 研究社
- 発売日: 2009/06/24
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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そこで、グルグルの成果をまとめて記載する(蓄積する)ワークシートを作ってみました。といっても、ただの記録表です。
グルグルをやるときには、今までどおりそのページの英文が書いてあるワークシートや教科書そのものを使います。で、終わったあとにこの記録表にいろいろ書き写しておくわけです。
まずはシンプルに「日付」を書いて、マルをもらえた数ぶんだけマスを塗らせます。さらに「この最初に覚えた例文・フレーズ」も書き留めておきます。たいてい最初に練習させる文は、全員に覚えて欲しい(クリアして欲しい)と思っているフレーズなので、重要文リストとしてもあとで役立ちそうです。それに、こんな例文練習したよね、とあとで振り返るきっかけにもなるかなと思っています。
さらに、その日に全体に(あるいは個別に)指導した発音上のポイントなどもメモできるようにしました。授業の感想なども書かせれば、ちょっとした「自己評価シート」のかわりにもなりますし、最終的にこちらの評価の材料にするときにも役立ちそうです。授業後に集めるのはこの記録表だけにしておけば、整理やチェックもラクです。(ファイルに綴じさせず、厚紙に印刷するのもアリですね)
英語の授業で大切なのは、その1時間に新しい慣れない活動を単発でやるよりも、継続的に同じ活動に(飽きないように)取り組ませて、自分の伸びを実感させてあげることかな、と思っています。少し前にも書きましたが、私がその日に導入した新出文型を使わせるいわゆる「単発の」「コミュニカティブな」「アクティビティー」を以前より使用しなくなってきた理由も、そのへんにあります。(ひどい場合、活動のやり方やルールを説明するのに時間がかかり過ぎて、本編がちょっとしかできない、ということもありますもんね)
グルグルも、そうやって継続的に取り組んでもらって、自分の「できた!」「できなかった、くやしい!」を蓄積していける活動かなと思っています。記録表を作りながら、そんなことを考えました。
ただの枠だけですけど、Excelファイルをダウンロードしたい方はこちらからどうぞ。
英語_ぐるぐる記録.docx