スキット活動をスムーズに行うために、やっぱり必要なのはこの「カチンコ」でしょう。これひとつで、雰囲気を盛り上げるだけでなく、生徒をソフトにコントロールすることもできます。スキットの質を高めるきっかけにもなるので、ぜひ活用してみてください。
1.「撮影」の雰囲気作りに
生徒を注目させるには絶好の一品。これを出しただけで、スキットが始まることを伝えることが出来るし、「観客」が静かにすることを求められている、と暗に伝えることが出来ます。
2.生徒指導をソフトに
1と関連して、「撮影」に関する言葉を使うことで、雰囲気を壊さずに生徒指導できるのもなかなか意味があります。
「ほら、静かにしないと女優さんが機嫌損ねちゃうよ」 「はーい、エキストラがうるさいからやりなおしー!」 「あ、服装が乱れてますよ。はい、衣装さん直して直してー」 「時間押してるから撮影に協力してね」
などなど。笑いを取りつつ、こちらの言いたいことを伝えることが出来ます。
3.始まりと終わりがわかる
また見ている人にスキットがいつ始まり、いつ終わったのかを伝えます。私の場合、スキットを自由にアレンジさせることが多いので、ペアによって「オチ」が違うことも。出演者と打合せをしておくと、効果的に幕を引くことが出来、演出効果が高まります。
4.こだわってやり直すきっかけに
「声が小さいなぁ」 「台本見過ぎ」 「あ、今噛んだ!」
など、スキットの質を高める意味で「やり直し」させるにも、これがあると止めやすい。止めたとき、こちらの求めていること(要するに学習のポイント)をダイレクトに伝え、評価することが出来ます。
私は途中から生徒にこのカチンコを持たせて「助監督」にしますが、彼らの方が基準が厳しい。だから「俳優」がより真剣になれます。(時間がかかりすぎる場合もあるので、人選も大切ですね)
さて、このカチンコ、東急ハンズなどのパーティーグッズ売り場に行けばたいてい手に入りますが、私が使っているのは写真を見ておわかりのように「ユニバーサルスタジオ(USJ)製」です。ハンズでは1000円前後のカチンコが、USJだとなんと500円!しかもこっちの方がずっと丈夫でしっかりとした作り。修学旅行でUSJに行ったときに、いくつか買ってしまった…。(笑) みなさんも大阪(もしくはハリウッド)に行ったときはぜひお買い求めください。
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