教科書音読テスト

 激務の中、なんとか乗り切った中間テスト。まだ採点が残ってはいますが、まぁとりあえず一安心です。

 2年生は教科書Lesson4の音読テスト。

 5級から1級まで級を設定して、パフォーマンスに応じて「○級合格!」と認定する方式。しかも時間内なら同じ問題を何度も挑戦できる「ぐるぐるメソッド」も取り入れて、やってみました。

 ちなみに設定した目標(級)は、以下の通り。

5級…最後まで自力で読める
4級…区切りや強弱を意識して読める
3級…英語らしい発音で読める
2級…教科書を見ないで言える
1級…教科書を見ないで、自然に会話できる

 2級以上は正直「音読」ではありません。3級をクリアしてしまった生徒へのややエキストラなタスクになります。だから全員にクリアしてもらいたい目標は3級です。なかでもそのページの中で「ここをがんばれ!」というポイントを予め提示しておきます。今回は"v"や"th"や"r"の音が主な課題に。こちらは生徒の口元を凝視しながら判定します。生徒からは視線が「怖い」と不評だったので、笑顔で見ていたら「それはそれで怖い」と言われてしまいました。(笑)

 授業の前半でLesson4Bを、後半でLesson4Cをテストしました。ちなみに4Bはシングルス(一人で全部読む)、4Cはダブルス(ペアでスキット風に読む)にしました。ダブルスでは、ペアでの協力体制も見えるので、特にペアリーダーの動きに注目をしてみました。

 どのペアもなかなかがんばっていて、回数を繰り返すごとによいパフォーマンスになり、上の級での合格が増えていきました。「自信のあるペアから受けに来い!」としましたが、やっぱり(自信の有無にかかわらず)落ちてもいいから何度も受験に来るペアは上達が早いですね「人に聞いてもらう」という緊張状態で読む経験が、すごく力になるようです。(なので、もうひとつのクラスでは全ペアを常に並ばせる「ぐるぐる方式」に変えました)

 もう一つわかったことは、生徒二っては3級に受かることが目的なので、特に"r" や"th"の音を発音するときは慎重になったり、大げさになったりします。すると、どうしても文全体を読むという意味では、不自然なリズムになってしまうこともあり、「3級としてはOKだけど、4級の条件をクリアできない」という矛盾が生じてしまいます。たぶん、4級と3級を逆にするべきだったのでしょう。まずは、正しい発音を(多少大げさでもいいから)しっかりできるようにする。そのあと、その発音が流れの中で自然に引き出せるようにする。次回、同様の活動をするときには、変更してみようと思います。

 放課後は、生徒会と文化祭の準備。いよいよ時間がなくなってきました。いい行事に仕上げたいです。