最後の授業

 3年生の授業は今日で終わり。最後はアンケートと抽選会とお話でおしまい。「3年間英語を勉強して、何ができるようになった?」との問いに、生徒たちは何て答えるでしょうか。せっかく英語の授業を受けたんだから、「できること」が増えていて欲しいなぁ。

「何もできねーよ」なんていうお子様には、

「教科書に年間400億円、我々公務員の給料に2.5兆円の国家予算が
 君たちの教育につぎ込まれているんだけど、成果あった?」
「これで簡単な単語が書けないなんていったら納税者(親)は暴れちゃうぞ」
「週3時間、年間105時間、3年間で315時間英語を勉強したんだよ」
「NOV●とかにこれだけ通ったら、何十万円もかかるよね」

なんて言って脅かすと、さすがに少し焦り出します(笑) そこで、すかさずアンケートを配布して「できること、できそうなことに○をつけよう」とセルフチェックさせていきます。

 ○授業中の英語の指示に従って動ける
 ○英語で簡単な自己紹介ができる
 ○楽しく英語の歌が歌える
 ○教科書が元気よく読める
 ○曜日や季節を英語で書ける

 「お、俺結構できるじゃん♪」って思ってくれたらこっちのもの。まぁ、簡単なコトばっかりだけど、いいんです。できること増えてるじゃん。あ、もちろん、

 ○英語で友だちを紹介できる
 ○英語で自分の意見が言える
 ○英語で日記が書ける
 ○映画を観て、会話を聞き取れる

 などハイレベルなタスクもご用意してあります。ただ、今回大切なことは「自信を持ってもらうこと」だから、○が多い方がいいんです。生徒も結構○をつけてくれました。

 もちろんそんな論法を使う以上、それに恥じない授業をしなくちゃならないわけで、自らにはプレッシャーがかかります。「そんなにお金がかかってるのにこんな授業かよ」って言われたら困りますから(笑) 授業、がんばらなくっちゃなぁ。

 ひとつの学年の終わりに、新しい年度への思いを新たにした一日でした。