イラスト2択で「全員に聞きました!」

 久しぶりの授業日誌。

 書きたいことの断片はいくつかあるのだけど、どうしてもまとまった記事にはなりそうにない段階。もう少し練らないと言語化できません。最近はその「練る」作業をTwitterでやってたりするけど、今日は久しぶりに授業日誌を書くことで、それに代えてみます。

 1年生はやっとの思いでLesson 8Cに。進度はかなり遅いです。Whichの導入→練習から本文の音読など一通り。

 Whichの練習では、いつものように「クラス全員に聞きました」のパタン。同じ質問をひたすら全員に聞いてアンケート調査をすることに。あ、ぼくの例はちょっとふざけたヤツ(↓)ですけど。


 これまでとちょっと変えてみたのは2点。

 まず調査用の疑問文で、likeを使わずにあえてwantにしてみたこと。

Which (     ) do you want?

という疑問文です。(   )内には好きな「カテゴリ名」等を入れるんだけど、likeじゃなくてwantにすると、少しだけ使えるカテゴリが限定されます。ミュージシャンとか、アミューズメント・パークだと、wantにつなげるのは不自然。そこで「セクゾンのCD」とか「TDLのチケット」みたいにうまく「手に入りそうな」名詞に置き換えてる子もいて、質問者にも回答者にも、質問文の意味を考えながら使ってもらえる活動になったように思います。

 もう一つは、質問の選択肢をイラストで示したこと。Which comic book do you want?という疑問文であれば、今までならOne Piece or Naruto?みたいに具体的な名前を挙げちゃってたけど、今回は2種類の漫画の表紙を簡単な絵に描いて提示する形にしました。相手はその絵を見て、I want this one.と指さして回答します。

 回答数を記録するグラフを見ちゃうとバイアスがかかるので、用紙を折って、相手にイラストの選択肢だけを提示して質問するようにします。

 実際にやってみると、何が違うのかうまく言葉に出来ないのですが、すごくよい雰囲気で会話活動ができました。明日この活動に取り組むクラスもあるので、この理由や生徒の変化を、もう少しじっくりと考えてみたいです。

 と、文法事項はいいのですが、1年生で難しいのは教科書の扱いですね。もっと工夫して、生徒が教科書を楽しく学習できる仕掛けを施したいところです…。

 失敗したのは、イラストの上にAとBという表示をしてしまったこと。このせいで、生徒の中にはI want this one.ではなく、ただ「A!」と答えている子が出ちゃいました。初歩的なミスですね。

 下のダウンロード版ではABの文字を消してあります。参考までにどうぞ。
英語_全員に聞きました_which.doc 直