田尻悟郎の楽しいフォニックス―田尻式フォニックスで発音をきたえよう!
- 作者: 田尻悟郎
- 出版社/メーカー: 教育出版
- 発売日: 2006/03
- メディア: 単行本
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NHK「わくわく授業」でおなじみの田尻先生が作ったフォニックスの本。TVやワークショップで聞きかじったものが私にもとてもわかりやすかったので、「田尻先生がフォニックスを独自にまとめた本を出すらしい」と聞いてさっそく購入。薄いけどCD付きだから1,500円でも許せるかな。
変則的なカタカナや記号、漢字などを使って、日本人が感覚的に理解しやすい表記法を工夫してあります。「アとエが合体した記号(エの下にアが縦にくっついてる)」は私も授業でよく使わせてもらっていました。他にも、
○「皿」…vの発音(上の歯がくちびるに触れている様子) ○「舌」…thの発音(歯と歯の間から舌が出ている様子)
みたいに視覚的にとてもわかりやすい。ちなみに、
カ伸チュ丸
なら culture になります。
全部覚えると、限りなくネイティブの発音に近づきます、ということですが、正直全部覚えるのは大変。それくらいしっかり網羅されてはいます。生徒の負担としては他の一般的なフォニックスを覚えるのと同じだと思うけど、記号がおもしろいので、日本人にとっては覚えやすいものになっていると思います。
個人的には、特に難しい発音の場合だけ、こういった記号を使わせてもらおうかなぁと思っています。まずは、私自身がもっと音声を学ばなくちゃなぁ。(汗)
田尻先生には、数年前に都内で行われた辞書指導ワークショップでお目にかかり、少しだけお話をさせていただく機会がありました。不思議なオーラのある方ですね。
ちなみにそのとき私の隣に座ってたおじさまは長勝彦先生でした。気づかず普通に世間話してました。「この年でこんなワークショップに参加するなんて熱心な人だなぁ」くらいに思ってたし。いや、途中からいろんな人がこのおじいさんおじさまに挨拶に来るなぁ、とは思ってたんですが…。(^^; 有名人オーラなさすぎです。素朴な方でした。