レビュー、と言っても昔のアルバムです。夏休み実家に帰る機会があったので、その度に自分の部屋のCDラックからなんとなく持ち出した「自分が中高生の頃聞いてたアルバム」の中の一枚。KANの89年〜92年の間のベスト盤です。でも不思議なことに、ベストというより1つのオリジナルアルバムのように綺麗にまとまっていると思います。たぶん1曲目、このベスト盤のために書き下ろしたと言う「めずらしい人生」と、ラストのバラード「永遠」が、ストーリーの始まりと終わりを美しく描いているからだと思います。特に自叙伝のように響く「めずらしい人生」は彼のシンガーとしての当時のあるがままが描かれていて、これだけ素直に歌で語れるシンガーって、そんなにいないんじゃないかな、と思ってしまいます。
そして中盤を彩るのは名曲「東京ライフ」。高校生の頃夢中になって読んでた「ツルモク独身寮」にも登場します。平田くんが青森に帰っちゃうあのシーンで流れます。当時この曲が実在することをしり驚き、曲を聴き感動しました。社会人9年目の今の自分には、昔とは違った響き方をするから不思議です。まぁ「埼玉ライフ」ですけど、僕の場合。
KANいいねぇ。懐かしいねぇ、なんて知人と語り合っていたら、なんと4年11ヶ月ぶりにニューアルバムを発売するそうです。その名も「遥かなるまわり道の向こうで」。まったくです、はい。パリに行っていたはずなのに、いつの間にか帰って来ていたんですね。あ、シングルも発売してたんだ…。(知らなかった)
![遥かなるまわり道の向こうで 遥かなるまわり道の向こうで](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/61Kpys2mwzL._SL160_.jpg)
- アーティスト: KAN
- 出版社/メーカー: ZETIMA
- 発売日: 2006/08/30
- メディア: CD
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それどころか、11月にはMr.Children櫻井とコンビを組んで歌うんだとか。まったくもって突然に、そんな活発に…! 2006年後半は木村和(キムラカン)から目が離せません!