日本では「ピタゴラ装置」が断然有名ですが、このホンダ・アコードのCMもすごい。全部クルマの部品で出来てるそうです。作り手の表現方法として、こだわりと美意識を感じてしまいます。こういった装置はもとをたどるとアメリカの漫画家ルーブ・ゴールドバーグが考案した表現方法のひとつとのこと。wikipediaによれば、
普通にすれば簡単にできることを、手の込んだからくりを多数用い、それらが次々と連鎖していく事で表現。ルーブ・ゴールドバーグはその複雑さや面倒臭さ・無駄加減さに着目し、20世紀の機械化への道を走る世界を揶揄した。
とも紹介されています。「ハイテクとローテクの融合」を理想とする私としては、ぴったりな概念。「粋(いき)だなぁ」と思ってしまう素敵な考え方です。
こういうのを見てると、ラーメンズ片桐氏が出演していたマスターカードのCM「ちょっと進んだ生活プライスレス」を思い出しちゃいますね。でも根底にそんな深い意味が込められてたっと知ると、なんだか不思議な気分。
そういえば、同じくYoutubeで見つけた「フィリピン刑務所でのアルゴリズム行進」も圧巻で感動すら覚えますが、同時に不思議な気分にさせられます。うーん。
海を越えたか、ピタゴラスイッチ。