あまりの怒涛に久々の更新。山口の振り返り以来10日ほど書いてなかったですね。いつも覗きに来てくださるみなさまにはご心配おかけしました。なんとか元気にやっています。

 さて、先週の金曜日には地域の初任者教員向けに授業を公開しました。私の授業なんか見てもらっても「一般的」じゃないかもしれないけどいいのかなぁとか思いつつ引き受けたのに、思いっきり音読に偏った授業をお見せしちゃいました。

 具体的には、「単語を聞いて書き取るテスト」からスタートして「リズム音読」→「グルグル&カキトリン」→教科書再生、という計画でしたが、実際には音読に思いの外時間がかかってしまって、再生活動は全体で唱和する程度に。まぁ授業前に「再生活動を設定してはいるけど、あくまで本当のねらいは音読の充実なんです」ということはお伝えしておいたので、まぁいいか。

 いろいろな理由でその後に研究協議などに参加できなかったので、参観して下さった初任者の方々とお話することができませんでしたが、感想などを書いたものをいただき、ありがたく読ませていただきました。

 とはいえ、「授業を参観させていただいて」というタイトルの用紙では、どうしても「御礼」や「賞賛」ばかり。もっと「疑問」や「反論」が聞いてみたかったので、グループ協議で使った付箋を眺めてみると、面白いコメントがたくさんありました。ふむふむ。

・文法はどう指導しているのか?
・内容理解の手順や度合いは?
定期テストはどのようなものか?
・自己表現は?

といった、授業では見られなかった部分に関心がある方も多かったですね。協議の時間があればご説明できたんですけどね。残念。

 一方で、見えている部分では、

・生徒の読む声が小さい
・教師の日本語使用が多すぎる
・生徒のカタカナ使用

あたりが気になるようです。まぁ日本語使用が多いのは昔からだけど、声の大きさとか気にならなくなったのはセンセの影響だろうなぁ。こちらも私なりの考えをお伝えしたかったです。

 初任者の方々の視点はとても新鮮で鋭い。私が本文をちらちら見てたのがバレてて、「教師は本文を暗記してないと」と耳の痛い指摘も。はい、そのとおりですね。来週火曜日にまた別の授業研を抱えてますし、たぶん似たような展開の授業になるだろうから、今回のコメントや自分自身の反省を踏まえて、もう一度展開や指導の在り方を練り直してみます。

 ちなみに今回の初任者研修には、私自身が初任者時代に教えた生徒の一人が「新任英語教師」として参加していました。私が彼の模擬授業を参観してるのはすごく不思議な気分でしたが、何より嬉しい気持ちになりました。いろんな人からいろんなことを学び取って、彼らしくがんばって欲しいです。