COSMOS その3(実践編)

 さて、5月からスタートしたCOSMOSもVol.7を数え、最初は"I like soccer."くらいしか書かなかった生徒たちも、様々な表現方法にチャレンジするようになりました。今回は、その中から面白いものをいくつかご紹介。ちなみに2年生の書いた英文です。

勝手にスキット編

4.Shun: Who is your favorite teacher?
 Aki: I like (私の名前).
 Shun: Why?
 Aki: Because he is gentle and kind.
 Shun: Are you kidding? He is too strict. I'm afraid of him.

 これにはALTも私もびっくりしました。文自体は会話表現集から適宜抜き出してきたものですが、教科書の登場人物、シュンとアキを使って勝手に会話文を書いてきたんです。これまで「自分の気持ちを書く」というのが前提でしたが、こうやって誰かに代弁してもらったり、会話のやりとりの面白さを楽しもうとするなんて、うれしい成長ですよね。何より自然発生的に生まれたことがうれしいです。

 これは生徒たちにも好評で、真似してスキット作りに挑戦する人も増え、さながら「英語コント大会」の様相を呈してきました。

4.Red Demon: Do you love Tony?
 Blue Demon: Well… Yes.
 Red Demon: Really?
 Blue Demon: Yes, I love Tony because he is cute❤.

 とか、さらに発展して、

43.One day,
  Shun: I love you Aki!
  Aki: Oh Pardon?
44. Jim: Freeze! I love Shun!
  Shun: Really? Me too.
45. Aki: Oh! I will kill us soon!
  Shun & Jim: Urryyyyy!!!!! To be continued…

といった具合に、友だち同士で「共作」して来る生徒たちまで出てきました。ま、内容は意味不明ですけど。(汗)

衝撃の告白編

51. I am love sick now. I am thinking about this girl. I will give her my heart. I'll decide this Christmas.

 これは、生徒たちに一番反響のあった書き込みです。このMr.51には、多数のコメントが寄せられ、次の号では「51番特集」が組まれたほど。実際20件を超えるレスがつきました。生徒たちからは、

46. To No. 51: Good luck. Who is this person?
  Sounds like the song "Last Christmas". I'm on your side.
47. Oh really? I hope you get her heart.
54. Wow! You are very nice. I am in Love too.
  Love is sick and happy. Do your best. Good luck.
55. Who is she?
57. You must go to the Hospital at once.
58. You can’t do it.

など、あたたかい?メッセージが寄せられていました。なんか「電車男」みたいですよね。

 生徒の「表現力」と「表現意欲」が高まるCOSMOS。新展開に目が離せません。

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