ペア学習への道2(ペアの決め方)

 mixiの「中学校で英語を教えるコミュ」で「中嶋先生のペア学習」というトピックが立ったので、思い出したように検索してみたら「ペア学習への道1」というシリーズっぽい記事を書き始めておいて、それっきりすっかり忘れてました。(笑)ということで、1年半ぶりの再開。

 私の場合は、以下のような流れで進めています。

(1)オリエンテーション
   ペア学習の意義などを説明。

(2)リーダー選び
   自薦他薦でペアリーダーを選ぶ
   リーダーになって欲しい人4人を書いて提出
    →教師が集計し、リーダーを決定

(3)ペアリング
   リーダーに選ばれた人を発表する
   リーダーはそれ以外の人(パートナー)から組みたい人を4人選び、
   パートナーはリーダーの中から4人選ぶ。
    →生徒の希望用紙を見て、教師がペアを決定する。

と、こんな感じ。

 ペアリングがうまくいかない場合は、(英語学習に自信があまりない)パートナーの希望を優先します。そのこともオリエンテーションで伝えるようにします。また、ペアや座席については、できあがった案を担任の先生にも見てもらいアドバイスをもらっています。(というか、そもそもそういうペアを使うことを担任にも相談します)

 クラスの雰囲気や人間関係によって、組むのにすごく時間がかかることもありますが、そういうクラスほど、このペア学習という配慮が必要なのかも知れません。誰とでも話ができて、教えあえるなら、特定のペアを組まなくてもいいわけですから。そういう話を最初にして、クラスの雰囲気作りを考える機会にもなるのではないでしょうか。