教師は楽しい

 今日は母校の教育実習オリエンテーション(新4年生対象)にて「生徒指導」についてお話してきました。といっても、あまり堅苦しい話ではなく、私なりの生徒との関わり方をご紹介してきました。ワークショップ風にペアでの話し合い活動を入れながら90分間楽しくできました。

 いわゆる「消極的生徒指導」だけでなく、「積極的生徒指導」について考えました。だって、そうじゃないと「教師は楽しい」って思えなくなっちゃうでしょ。広告で人を振り向かせたかった私なりに、怒鳴らずに人を動かす面白さを少しでも伝えられればと思いました。(このブログでいうと「授業ハック」みたいな知恵ですね) そしてもちろん『成長する英語教師をめざして』と『英語教師は楽しい』につながる願いです。

成長する英語教師をめざして―新人教師・学生時代に読んでおきたい教師の語り

成長する英語教師をめざして―新人教師・学生時代に読んでおきたい教師の語り

英語教師は楽しい―迷い始めたあなたのための教師の語り

英語教師は楽しい―迷い始めたあなたのための教師の語り

 とはいえ、学年の生徒指導担当になった今年度は、そういう余裕を持てないまま生徒と接していたかもなぁと、話しながら反省してしまいました。自分の実践を振り返りながら、もう一度初心に帰るよい機会になりました。

 学生のみなさんも活発に話し合いをしてくださって、うれしかったです。感想を読ませていただくと、私の話し方とか活動の入れ方、視聴覚機器の使うタイミングなどに着目している方が多く、今回の講義を私の「中学校での授業」に重ねてメタに分析されているのが伝わってきました。そういう風に授業者と学習者の視点を行き来できるって、教師としてとても大切だと思います。1人でも多くの方に、将来「こちら側」に来て欲しいです。

 さて、昨年もお伺いしましたが、大学は行くたびに新しい建物作ってて、どんどん変わっていきますね。そして今回は大学職員の方にもいろいろお声かけいただき、知り合いの知り合いだったり、教え子だったり!といろいろな人とのつながりも感じられて面白かったです。

 今年度も明日でおしまい。本当に怒涛の日々でしたが、新年度も(忙しい中でも)人とのつながりを大切にしながら、楽しく前向きにお仕事をしていきたいです。明日更新するかわからないので、「今年度もお世話になりました」という、節目のご挨拶。