埼葛授業研究会08

 今年は久喜南中のA谷先生の授業でした。今年異動され、新しく出会った3年生との授業。まだ3ヶ月ですが、少しずつA谷色に染まってきている雰囲気を肌で感じました。

 今回のテーマは「頭に残った英語をどう引き出すか」ということ。つまり、頭に「残す」作業と「引き出す」作業の両方のバランスが大切になります。そこで、A谷先生は思いきった手法を使ってみました。授業はペアを使ったピアワークで進めつつ、同時並行で一人ずつ廊下でALTと面接テストをするという大胆なもの。面接では前のレッスンの内容をピクチャーテリングさせてました。だから、今ピアワークでやっている(頭に残している)英語を、少し経ったら自分の言葉として吐き出させる、という仕組み。

 詳しくは今週末のSETC&ASTEKで話題にしたいのですが、パワーポイントを使ったピクチャーテリングのやり方、学習者同士で助け合いながら進めるインプット活動、そしてこの大胆な面接テストの実施方法と、見どころは本当にたくさんでした。1学期だけでALTと一対一で話すのがもう3回目というのはやっぱりすごい。もちろんメリット、デメリットあると思うので、その辺を話し合ってみたいです。

 指導者の金谷先生のお話も面白かったです。30分弱で、言いたいことをシンプルにまとめてらっしゃいましたが、「コミュニケーションって別に『自己』表現じゃなくてもいいよね」というお言葉が印象的でした。この方は、言葉の使い方が面白いというか、こだわりがあるなぁと感じました。なにぶん初「生」金谷先生だったので、お近くでお話が聞けてよかったです。もっといろいろ質問してみれば良かった。

 さて、そんな今回の授業を見られなかったみなさんは、19日(土)の18:00から、SETC&ASTEKに来るしかないですね!当日のビデオ(金谷先生の指導の様子付き)をお見せする予定です。お楽しみに。