Pictionary

 連休中旅に出ていたので、更新も久しぶりです。コメントやメールへのお返事が遅くなってすみませんでした。

 先週から珍しく授業にゲームを取り入れてみたのですが、久しぶりにやってみると、ルールの説明が難しい。せっかくだからと英語でやってみるんだけど、生徒が元になるゲームの仕組みを知らなかったりすると、なかなか伝わらない。

 前回はALTだけでバトルシップをやってみようと英語で説明してもらったけど、うまくいかなくて途中で(英語でだけど)助け船を出しちゃいました。経験が必要なようです。

 で、今回はピクショナリー。

 結構盛り上がりました。せっかくなので、ここでピクショナリーのルールを(日本語でだけど)説明してみようっと。

 このゲームはいろんな本に載っててビンゴみたいにある程度一般的なものだと思うので、こういうところで紹介しても大丈夫かな。ちなみにぼくが最初にこのゲームを知ったのはこの本から。これはALT向けに、英語版の説明も載っているので結構重宝してました。最近は第3巻も出たみたい。

日本語・英語解説による言語活動成功事例集―Communication activities

日本語・英語解説による言語活動成功事例集―Communication activities

 さて、PictionaryはPictureとDictionaryを合わせた造語。絵で描いて説明した内容を、仲間が英文で再現するというもの。基本的な手順は以下の通り。

(1)チーム分けをする(1チーム4〜6人。4人くらいがベスト)
(2)チームで順番を決める
(3)1番の生徒が代表で廊下に行き、ALTから英文を聞く
(4)グループに戻った生徒は絵を描いて内容を伝える
   ただし代表になった生徒は、
    (あ)いかなる文字、数字を書いてはいけない
    (い)ジェスチャーを使ってはいけない
    (う)頷く、首を振るという動作はOK
(5)班員は、絵を見ながら聞いてきた英文を想像して
   別紙に英文を書く
(6)制限時間で英文を書いた紙を上に上げる
(7)答え合わせをする
(8)2番の生徒が廊下に行く(繰り返す)
  
(注)文法的な間違いがあれば随時減点する
   違反が合った場合も減点する

といった感じ。主なアレンジ方法としては、

(あ)番号はランダムにしても良い
(い)最初は英単語から始めるもよし 
 (1)具体的な語 two cats
 (2)抽象的な語 friends
 (3)具体的な文 Rob likes coffee.
 (4)抽象的な語を含む文 Mr.A played baseball yesterday.
    とレベルアップしていくとやりやすい
(う)嘘の文を入れるとおもしろい
   Doraemon doesn't like DOrayaki.
(え)辞書や教科書を見てもよしにするか

 生徒もこの活動を通して、なかなか伝わらない苛立ちと言葉を使えることのありがたさを体感してくれたと思うんです。

 ちなみに、今日やったクラスではRobという人名を説明するのに、ロブスター、マイナス、スター(☆)と描いた生徒がいました。頭やわらかいなぁ。感動、感心。