ここでは政治的なことは書いてこなかったのですが、ひとつだけ。
子ども手当、すばらしいんですけど、いっそそのお金を学校にいただけないでしょうかね。月2万6000円もあれば、「給食費」と「旅行積み立て」と「教材費」が賄えてしまうんですけど。(おつりも出せます!) そうすれば、本当の意味で、「義務教育の無料化」に近づけるはず。
というのも、学校集金は本当に難しい状況にあります。地域によっては、給食費の未納で給食メニューが減ってたりするというニュースも見ました。生活が苦しい家庭も増えていますが、報道などでは「払えるのに払わない」というモラルの欠けた家庭もいることが伝わってきます。つまり、残念ながら保護者のもとにお金が入っても、それが確実に学校に入るとは言い切れないのです。
結局、かわいそうな思いをすることになるのは、子どもなんです。なんとかできないでしょうかね。
生活が苦しい、といいつつ塾に通わせているうちも多いです。これは、公教育がもっとがんばんないとなぁと思うところでもあります。ただ「塾依存」からの脱却のために、学校が「塾」化するのでは意味がありませんけどね。
厳しい学校現場での出来事ってあんまりストレートに書けないんですけど、先日本屋に行ったら、教員目線で書かれているような、そういうことを伝えてくれる本が結構出ているんですね。ただ、そういう本が本屋の(たいてい左奥の)すみっこにある「教育・福祉」なんて書架にあるうちは、世間に伝わっていかないんですよね。
「世間」と「学校」を某居酒屋チェーンの社長とかでなくつないでくれる人がもっと出てこないかなぁと切に望みます。