旅の終わりの予感をたずさえて

 文化祭が無事終わりました。

 今時「文化祭」という行事をやれている学校も稀かとは思いますが、さらにこのインフル渦の最中、中止や延期、規模縮小にならずに例年通り開催できた奇跡に感謝。(郡内9校で、いまだ1クラスも学級閉鎖になっていないのはウチの学校だけらしいです) 文化祭に向けて、みんがが気を張ってがんばってきてくれたからかな。そう考えると、この連休明けがちょっと怖いですけど。

 午前中は文化部の発表と合間にいろいろなパフォーマンス。ダンスやコントなどの「お楽しみ」もはさみ、生徒のエンターテイナーぶりを披露することができました。「人を笑わせる」って、すごく大事な経験だと思います。大げさにいうと「人生変わる」というか、すごく自信が持てるようになるんです。そうやって変化・成長していった卒業生たちをたくさん見ているので、こういうイベントについ力が入っちゃうんだよなぁ。

 午後は一転、厳粛な雰囲気で合唱コンクール。どのクラスもよく歌っていました。特に3年生のラスト一週間のがんばりはすごかった。いい歌に仕上がっていました。2クラスしかないんですけど、私の個人的に好きな「虹」と、その昔本校合唱部のために作られた]「走る川」の2曲。対照的な2曲ですが、どちらも聞き応えがありました。賞をつけるのは酷ですね。ああいう先輩の姿から、後輩は学んでいくんですね。行事だけでなく授業態度などでも「3年生が一番お手本になる」という、理想的な学校だと思います。そういう学校でお仕事ができることに感謝。

 個人的には、自分のクラスが(1年生ではありますが)初戴冠。担任9年目で初めてなんです。本当にうれしいです。というか、お世辞抜きで、1年生の合唱としてあんなに上手なのは初めてです。生徒たちが自分たちで考えて曲想をつけて、素敵な合唱に仕上げてくれました。もうあの歌が聴けなくなると思うと、ちょっと寂しいです。来年、再来年も楽しみです。

 いろんな先生方のご協力で、時間のないなかで素敵な文化祭になりました。本当に感謝感謝。お疲れ様でした。ぼくも疲れたので、連休は少しゆっくりします。ぼくも気が抜けて体調ダウン気味ですので。