変わってくのなら、すべて見ておきたい

 帰り道、車中のラジオで「R.I.P.」がかかって、かなりテンションがあがっています。

 さて、ブログを始めて5年になりますが、おかげさまでいろいろな方々に読んでいただけるようになりました。多くは同じように中学校や高校で英語を教える先生方ですが、中には教育実習生、小学校や大学の先生、塾や英会話学校の先生から、一般の保護者まで、多種多様な読者の方々いらっしゃいます。そして最近では、リアル生徒の影もちらほら。

 一応本名を出さずにやっていますし、本名をgoogle検索してもこのブログにはたどり着かないはずです。それでも、なぜかこのブログにたどり着いてくる生徒はいるものです。生徒のネットスキルも向上しているでしょうし、あとは選択授業でやっているPodcast番組名あたりで検索にひっかかっちゃうんだと思います。それはこちらのミス。

 まだブログを始めたばかりの頃、その時教えていたある生徒から突然メールが届きました。「先生のブログを読みました。いろいろがんばってるんですね。あ、でもご心配なく。書き込みとかしたりしませんので。ぼくも自分のサイトがあるから、そういうことはわきまえてますから」といった内容でした。おいおい、ずいぶんオトナだなぁ。実際、彼はブログの内容を学校で口にしたり、他の友だちに教えることもありませんでした。そうやって、適切な距離を持てることは、年齢に関係なくネット市民として必要な資質だと思います。

 以来別に指導しているわけでもないのですが、結構多くの在校生がこのブログの存在に気づきつつも、ちゃんと距離感を保って、見て見ぬ振りをしてくれています。まぁ、英語の先生同士がいろいろ意見を交換してる場ですから、そういう空気をちゃんと読んでくれているのでしょう。本当によい生徒に恵まれてきたなぁと感謝している次第です。まぁ、ぼくもいろいろな過程で生徒のプロフやブログなどを見つけてしまうこともありますが、さすがに書き込んだりはしませんしね。その辺は「お互い様」ですね。

 ぼくが生徒にブログの存在を(バレバレになりつつも少なくとも公式には)認めない理由は簡単です。ネットやケータイが普及したとはいえ、まだネットにつながらない家庭もたくさんあります。ここでの話題が、生徒の学校での話題になってしまったら、ここにアクセスができない生徒との間に情報の溝(デジタルデバイド)ができてしまうからです。だからこそ、ここにアクセスができる人に、できない人への心遣いが求められるのです。

 ということで、このブログを見つけちゃった(そしてこれはあの○○先生のブログに違いない!と思った)生徒のみなさん。ここは、英語の先生方の交流の場です。その辺をご理解の上、どうぞ「そっとしておいて」くださいね。

#本日のBGM:ホログラム(NICO Touches the Walls)