島田中で研究会の翌日は、大井川へ。
東海道線で島田駅から一駅の金谷駅で、大井川鐵道に乗り換えられます。一度動いているSLに乗ってみたかったので、せっかく島田まで行くならと数日前に予約しておいたんです。ドキドキ。金谷駅のホームは短いので、肝心の先頭車両の機関車部分は拝めず、終点で写真を撮ることに。でも車両も十分レトロで雰囲気は十分です。ぼく、「新しいもの」と「古いもの」が好きなんですよねぇ。
車内はSLを見て「懐かしい〜」と歓声をあげる世代がほとんど。あと幼稚園児が遠足で乗ってました。車内放送で「この車両は、昭和15年製で…」と紹介されると、隣に座ってたおじいさんが「俺と同じ年だ…」とぽつり。車内放送ではずっと車掌さんがSLにまつわるお話をしてくれたり、客席まで来てハーモニカの演奏をしてくれたりとサービス満点です。車窓からの景色はこんな感じ。(画面を回転させたんですけど、うまくコンバートされてないみたい。パソコンを横にしてご覧ください(笑))
終点の千頭駅でお顔をパチリ。なかなか凛々しいですね。
さて、帰りの電車の時間まで、とりあえず千頭駅周辺で少しふらふらすることに。川沿いを写真を撮りながらあてもなく歩いていると、なんと突然の雨。雨宿りできる場所がないかと探していると、吊り橋の向こうに「日帰り温泉&お食事処」も文字が。ラッキー!
ということで、期せずして今回の旅で温泉にも入れちゃいました。お客もぼくしかいなかったので露天も含めて貸し切り状態。のんびり。
風呂上がりにはランチにとろろごはん。熱々のご飯に旬のとろろをかけていただきます。美味い。なかなかいい場所を見つけたなぁと雨にも感謝、しようと思ったらもう止んでました。にわか雨でしたね。
その後、駅に向かって千頭の街をふらふら&パシャパシャ。すると街中でこんなお友達にも会いましたのでパチリ。「ジュリアン」っていいます。
ま、実際はこんな状態なんですけど。
その他、千頭周辺散策写真集はこちらをご覧ください。
さて、帰りは普通の(といってもかなり旧型の)電車で山下り。駅のホームで電車を眺めてたおじさんが「すげぇよ、西武と南海が並んでるよ…」って大きな声で独り言を言って震えてました。よくわかんないけど、好きな人たちにとってはなかなかレアな光景が楽しめる場所のようです。
途中の駅で下校時間の小学生が乗り込んできたものの、発車しようとしたら運転手さん(ワンマン運転)に「○○ちゃんがまだ来てないー!」と叫ぶ小学生(笑) 困った運転手さんは、運転席から出てきて子どもたちと相談、というか説得。「もう時間がないから先行くね」と電車を発車。なんか微笑ましい光景です。
大井川鐵道は、当たり前だけどSLだけでなく現地の人たちにとっては生活に密着した路線なんですね。終点の金谷駅に着くと、折り返しの便で山の上に運ぶための夕刊がどんどん積み込まれてました。そういう「観光地の日常」って、いつも気になっちゃうんですよね。
ということで、一日満喫しました大井川鐵道の旅。今年は研究会や学会で、これまで行ったことのない街に行ってますが、こうやってついでに周辺をふらふら旅できるのがホントに楽しいです。
日本地図見ながら行ってみたい場所を探しては、その周辺に研究発表やってる学校はないかと日々探して回っているのは内緒です(笑)