春休みのうちに読んでおきたい「授業開きに役立つ5つのアイディア」

 4月です。

 新年度ですので、ブログ内の検索ワードにも「学級通信 名前」など、新たに学級・学年をスタートさせるにあたり、準備をしているみなさんの様子がうかがい知れるものがちらほら。ちなみに学級通信の名前について書いた過去記事はこちら。昨年から現場を離れているので、学級通信を書けないのが残念ですが、その分ブログでいろいろ綴ろうと思っています。

 ということで、拙ブログの過去記事から、4月の授業開きを控えた先生方に春休みのうちに読んでいただきたい記事を5つピックアップしてみました。お役に立つかどうかはわかりませんが、よかったらお時間のあるときにお読みいただき、感想を聞かせてください。

CanDoリストで見通しを!

 最初にご紹介するのは「1年後にできるようになること」リストです。

 まさに授業びらきで1年間の見通しを語る際に配ります。教科書の各レッスンで学ぶ文法事項を使って「できること」を書き出したリストになっています。厳密な意味でのCanDoリストという感じではありませんが、「こんなことができるようになるんだよ」という目安を語るのに役立つかなと思います。基本的に学校図書TOTALに登場する順番で書かれています。予めご了承ください。

生徒にクラスルームイングリッシュを使わせる!

 続いては「言えることは英語で」という表現集。

 「もう1枚プリントください」「宿題を忘れました」など、授業中の要求・返答・謝罪(笑)などを英語で言わせるための表現が詰まっています。1年生の最初の授業でも配って練習しちゃいます。以後、授業で紹介した表現については、英語でないと「教育的シカトをする」ことを告げておきます(笑)

 これらの表現は、授業の最初に5分くらいとってペアで日本語→英語で言えるように練習します。いわゆる「弾丸インプット系」の活動は、こういう風に実際に使う場面が確保されたものでないと意味がないかなぁと個人的には思っています。だから、私の場合は授業ではあまり使わなそうな表現はこういう形式ではインプットしません。もしやる場合には、それを使うような場面を創る必要があるでしょうね。

固定の学習ペアを組もう!

 3つめは「学習ペアへの道」です。

 私はクラス内の友人関係を配慮した学習ペアを使って授業をおこなうことがあります。「ことがあります」と書いたのは、その学級・学年の状態によって使う時期や形態を変えたり、そもそも利用したりしなかったりするからです。最終的には「どの子とでも活動が出来る」「すべてのペアである程度の学びを確保できる」ことを目標としますので、そういう願いやねらいを予め伝えた上でペア学習を始めます。詳しい組み方などについては記事をご覧ください。

授業規律はチャイム着席から!

 4つめは「チャイムまでに席に着かせるハック」です。

 怒鳴ったりしないで生徒指導的な問題をクリアする、ということを目指す「授業ハック」シリーズの1つです。授業規律の徹底は4月の最大の課題です。とはいえ、チャイムが鳴る前に先生が怒鳴ったんじゃ意味がないし、座れなかった子を怒鳴ってからスタートするのも面白くない。できれば楽しく、生徒が自ら時計を見て動くようにしたいですよね。その先の、「チャイムが鳴る前に勉強モードに」するのはまた別の手で。

ちょっとした遊び心も!

 最後の5つめは、「パラパラマンガでプリント捨てない!

 一番バカバカしい授業ハックシリーズです。いや、こういうの始めるんだったら、新年度の今がチャンスだと思うので、気力がある方はお試しください。バカバカしいけど、前日休んだ生徒が自分からプリントをもらいに来たりと、効果はそれなりにあります。絵が上手い生徒がいたら、生徒に描いてもらったものを使うなんて手もありますけど、某人間でも結構笑えますよ。

 ということで、5つご紹介しました。それぞれのこだわりが表れる授業開き。みなさんがどんなことをされるのかもすごく興味があります。よかったらコメント欄で教えてもらえるとうれしいです。