爆笑英会話


 常にネタを仕込みながら授業をしているので、生徒もだんだん授業中何か面白いことを言おうとするようになって楽しいのですが、ぼくが育てているのは「英語学習者」であって「芸人」ではないのだけどなぁ、と時々不安にもなります。でもまぁ、ユーモアって大切ですよね。人を泣かせる話を書くのは大変ですけど、笑わせるのだったらそれほど難しくない。何より、自分が書いたもので笑ってもらえれば、「伝わった」ことを実感できるわけですから、「笑い」はコミュニケーション上の貴重なフィードバックツールだと思います。

 それにしても、です。

 これは2003年度の1年生。このときはちょっと特殊な学校に勤務しておりましたので、週3時間の通常授業の他に「英会話」の授業が1コマありました。英語が出来る学生さんや地域の人などのボランティアさんを教室に8人入れて、小グループで会話練習→スキット作りっていう授業をしていました。

 最後にその日作ったスキットを発表し合うんですけど、我がクラスはこのザマです。大コント大会。でも教室は大爆笑でしたから、リスナーも育っていたということなわけだし、ま、いっか。

 そんな彼ら・彼女らももう20歳。今はどんな風に笑いと英語とつきあってるんだろうか。卒業まで一緒に居られなかった子たちなので、同窓会とかに呼ばれないのが哀しいのですが、とっても面白い子たちだったので、久しぶりにお話してみたいです。