ぼーっとしてたら突然、ワークシートのアイディアが降りてきました。教える生徒が目の前からいなくなって以来、こういうアイディアってすっかり降りて来なかったんだけど、ホント久しぶりの啓示です。
イメージは「でそ単」+「カキトリン」で、苦手な生徒がキーセンテンスを書けるようになるために練習プリントです。
さっそく作って、印刷して、って思ったら、プリンタ壊れてるんだった。コンビニまで印刷に行くのも面倒なので、手書きで試作品を作ってみました(笑)
一番下には、覚えたいキーセンテンス(解答)を提示。上から2段目には日本語訳、1段目には語順を意識したチャンク訳を載せます。
で、使い方は基本的に「でそ単」と同じ要領です。使い方は2通りあります。
英語が苦手な生徒ならまず1回目は、ふつうに解答を見ながら上に書き写して英文を書く練習に使います。あくまでただの練習用紙としての使い方です。ただし、できれば授業中の音読からつなげるために、声に出して英文を読みながら書くようにするといいと思います。
で、ここからがポイントで、2回目(2枚目)は、違う使い方をします。簡単にいえば「自分で自分をテストする」イメージです。
まず解答とチャンク訳の部分を裏に折り込んで、見えないようにします。
すると上の日本語訳を見て、英文を書く即席テストになります。この時、答えを書く場所は一番下の行にするのがポイントです。
そして、ちゃんと書けたかどうかは、下に折り込んでた解答を開けばすぐに確認できます。採点&修正をします。
そして、今度は今書いた行も含めて裏面に折り込めば、また上の日本語訳を見ながらテストができる状態になります。こうやって、何度も何度も「自分で自分をテスト」します。
なお、一番上のチャンク訳は、各自のレベルに合わせて見える状態にしておいても、見えない状態にしておいてもいいと思います。最初はチャンク訳を見ながらやって、書けるようになったら普通の日本語訳を見ながらチャレンジ、なんて方法もあります。
一応、1枚のプリントに2種類の英文を載せてますので、1つの英文だけ連続してやらないで、交互にやるようにすれば、単なる短期記憶から抜け出して、意味と英語と文字をつなげられるようになると思います。
正確に書けるようになったら、残りのスペースは空けておいて、後日改めてやってみたり、テスト前に再びチェックしたりするのに使えます。そう、これは授業のワークシートというよりは、あくまで家庭学習や補習などでの練習シートをイメージしたものなんです。これまでテスト前になると同じ要領で練習する「でそ単」を配ってましたけど、今後キーセンテンス練習用に、希望者にこれを配ってもいいかなぁと思いました。
とはいえ、目の前に生徒がいない状態で思いついたアイディアです。実際に使えそうですかね? アレンジ案などありましたら、ぜひお聞かせください。ちゃんとWordかExcelで作ったら、ダウンロードできるようにしますね。
家庭学習や試験勉強のやり方って、丁寧に指導してあげないとなぁ、と強く感じています。「せっかくがんばって何回も英語を書いたけど、結局覚えられなかった」っていうんじゃ可哀想ですし、「努力した甲斐があった」と思ってもらえれば、学習意欲も高まりますよね。(だから、このワークシートで練習した子が得をするようなテストにすることも大切ですね。)そんな家庭学習指導をまとめた上山先生の本も好評のようです。こちらもぜひ参考に。
45の技で自学力をアップする! 英語家庭学習指導ガイドブック (目指せ!英語授業の達人17)
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