JASELE@名古屋に行ってきます!

 明日は英語関係で一日出張。それが終わったら、そのまま新幹線に飛び乗って名古屋に旅立ちます。

 8月4日(土)・5日(日)と名古屋にある愛知学院大学で開催される全国英語教育学会(JASELE) 愛知研究大会に参加してきます。昨年・一昨年と、院生として「聴衆」の立場でJASELEには参加してきましたが、今回ははじめて「発表者」としての参加です。超ドキドキです。

 思い返せば、2009年の関東甲信越英語教育学会(KATE)埼玉大会のワークショップで、中英研の一員として発表させてもらった経験はあるものの、今回は自由研究発表枠で、他の研究者の方々に混じってフツーの発表をします。しかも現場に戻ってもう4ヶ月が過ぎましたので、最近はアカデミックな世界からすっかり遠ざかってます。自分が修士論文で書いたことを発表するだけなんですけど、ちゃんとしゃべれるかすごく不安です。自分の修論を今さら何度も読み返しちゃいました。

 研究としては(今自分で読み返しても)穴がたくさんありますし、現職教員がちょっと腰掛けで取り組んだ本当に稚拙なものではありますが、自分なりに2年間がんばった証としてぜひチャレンジしたいと思っていたイベントではありますので、聴衆がいなくてもなんでも、とにかく頑張ってこようと思います。それに、この2年間ネット等を通して全国の多くの方にお世話になりましたので、お会いできる範囲でではありますが、御礼も兼ねて成果をご披露してきたいとも思っています。

 一応発表タイトルは「与えられる情報量の違いによるタスクの複雑さが日本人英語学習者の英作文の言語的特徴に与える影響」となってます。意味不明ですね。日本語としてどうよって感じもします。ちなみにもともとの修士論文のタイトルは"The Effects of Task Complexity along the ±Content-given Dimension on the Linguistic Features of Japanese EFL Learners’ Writing"です。英作文を書かせる際に与えるトピックに関する情報量をコントロールして(つまり書くべき内容を書き手が考える度合いを調整した場合に)最終的にできあがる英作文の質がどう変化するかを考えてみました。また、あわせて「自己表現」と言われるタスクが、その視点で考えるとどういう位置づけになるのかも検討してみました。

 「自己表現」って本当に生徒の英語力を伸ばす上で効果的なの?という疑問を考える上で、少しはヒントになるご提案ができればと思っています。

 一応、予稿集に載せた原稿をここにもアップしておきます。ご興味のある方は、よかったら御覧ください。
英語_JASELE2012_予稿集原稿.pdf 直
 さーて明日の出張の準備と荷造りがんばろうかな。現地でお会いできそうな皆様、どうぞよろしくお願い致します。

 あ、JASELEでは、お世話になっているひつじ書房さんも企業展示ブースに出展される予定だそうです。この本の初披露もちょうど一年前のJASELEでした。よかったら、こちらもお手に取ってもらえたら嬉しいです。

成長する英語教師をめざして―新人教師・学生時代に読んでおきたい教師の語り

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